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自分の人生、自分で決める女【LINE】

次男が持ち帰ってきた家庭科のレポートを見て、省みたい気持ちになったので妹にLINEする。



<以下、わたしと妹のLINEの転記>


「絵が違うものに見えた上に、エロエロした、って感想書いてるのかと思った」

「外でLINE見るんじゃなかった」

「正解:コロコロした」

「私は『おいしいゆでたまご』が最初に飛び込んできたので事なきを得た。認知の勝利」

「さっきキリから聞いた話していい?」

「どうぞ」

「小学校の手洗い場で、底にたまった濁り水で手洗ってる友達を横目に蛇口ひねっていつも通り手洗ってたら『水が勿体無いからこの洗い方しなよ』って圧強めに言われたから『キリは自分の人生自分で決める』って圧強めに返事したらしい」

「かっこいい」

「キリ:そしたら、そういう人ってバカだよ。って言われたからしょんぼりした。
だそうです」

「今どきの小学生、語彙がすごすぎる」

「双方活きが良すぎてめっちゃ笑った。定点カメラで観察したい」

「こちらもちょうど今、友達が相変わらず会社と戦ってる話を聞いて、ファイターに休みは無いのだなとしみじみしていたところでした」

「血の気の多い女だらけ」

「この世は戦場。私たちが気づいて無いだけで、気が強くないと生きていけない乱世なのかもしれない」

「気は強くないけど私たちはナチュラルに我が強いのでたぶん生き残るよ」

「一番タチの悪い人類」

「キリが学童で自主制作してきた手紙も見てあげて」

じぶんへ(一年生のじぶんへ)
だいすき
たのしいこと。いえないこと。はずかしいこと。かなしいこと。いろいろありました。
●●せんせいが2年生でもいてほしいです。
2年生でもがんばります。
そしてだいじにするものはいのち。

「みつを」

「いい手紙だな。って娘の書いた物にじーんとしつつ、悪い大人だから突然挿入された『いのち』に高らかに笑ってしまった」

「文才とギャグセンスが高すぎる」

「自分の人生自分で決める女はひと味違う」

「こういうのって大体未来に向けて書くものだけど、今の自分に向けて書いてるとこも哲学でいい」

「いのちを大事にする心が育ってて何よりです。2年生になったら、2年生の自分に向けた手紙もぜひ書いてほしい」





と、LINEのやりとりしてたら「ママさ、キリのあれラインでともだちに送ってる?いい手紙だって思ったから?」って、お絵描き中の娘からフラットなテンションで訊かれて、頷きながら何となく末恐ろしさを感じる母。


追記(24.4.10)

コッシーさんにいただいたコメントを読みながら「みつをネタよく使ってる気がする…」と思い、試しに妹とのLINE履歴を「みつを」で検索したら候補いっぱい出てきて笑いました。
遡れる中でいちばん古いやつを記念に貼らせていただきます。

19.3.22のやりとり

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