ギタリストはフレーズボキャブラリーを増やしましょう(for自分) R&Bバンドオヤジ音楽徒然草
今更ながら「ルーパー」を導入しました。試しに、オーソドックスなスリーコードブルースのバッキングを録音し、それにあわせてアドリブソロを弾こうとしたら、ビックリするくらい弾けなく、いろいろ考えるところがあったという話です。
ずっと面白そうだと思っていた機材をようやく導入
念のため「ルーパー」をご存じない方にいっておくと、ルーパーとは、タイトル写真に写っている小さい白い箱のこと。
機能的にはICレコーダーと同じ。ギタリストに便利なように足で操作でき、ループ再生(自動で繰り返し再生)が特長なので「ルーパー」と呼ばれる。
長い間「使ったら面白いだろうなあ」と思っていたが、DTMやスマホのレコーダーアプリを使っていたので、導入はしていなかった。
近年は機材の価格がこなれてきたこともあり、「そろそろ導入してみてもいいかなあ」と思っていたところ、たまたまネットで見たモデルを買ってみた。
全然弾けないことに愕然!爽快感すらある
ルーパーにAマイナーとAメジャーのブルース進行を録音して、自分が弾いたバッキングにあわせて、ソロを弾いてみる。
まずはAマイナーのバッキングで弾く。
「あれ!?」
気を取り直して、Aメジャーのバッキングで弾いてみる。
「あれ!?」
感覚的には、全然ソロが弾けない。不思議な感覚だ。
R&Bオヤジバンドでギターソロ弾いているし、少しは弾けるだろうと思っていたが、幻想ということに気づく。
横でこのお遊びを見ていた妻は、おれが「弾けない、弾けない」と唸っているのを見て、「そんなことないと思うけれど」と言うが、そういうことではない。
自分がイメージした演奏が1ミリもできていないのだ。
この事実に直面したときの衝撃は、爽快感すらあった。
会話でもオンラインのメッセージでも、ボキャブラリーあったほうが伝わるし楽しい!
初心に戻ったつもりで、少しづつフレーズボキャブラリーを増やしていこうと心に決める。
考えてみれば、仕事やプライベートの会話、メールメッセージなどでも同じこと。
ボキャブラリーがある程度ないと、自分がイメージしていることを、うまく伝えられない。
振り返れば、ボキャブラリーを増やす練習より、好きな曲をコピーしたほうが楽しいし、ボキャブラリーも増えると思っていた。
大量にコピーすれば、そういうことかもしれない。しかし、自分には時間的にできそうにない。
わたくし的には、ギターソロはそんなにうまくならなくていいのである。
自分の気持ちが観客やバンドメンバーに伝わり、観客やバンドメンバーと一緒に楽しめるソロが目標である。
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