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読書感想文のコツをまとめようと思っている話

 みなさん、読書感想文は得意ですか?
 宿題として出されて苦しみませんでしたか?
 読書感想文のせいで読書や作文が嫌いになりませんでしたか?

 読書感想文にはコツがあります。感想文に必要なのは感受性ではなく、テクニックだったのです。
 残念なことに、そういったことは学校では教えてくれません(習った記憶ありますか?)。なぜなら、先生も知らないからです。教わっていないからです。読書嫌いの大人が読書嫌いの子どもを量産しているのが現状です。なんという負の連鎖!

 ルールのわからないゲームで負け続けるほどつまらないことはないでしょう。やり方も習わず、言われるがままに感想文を書かされ、いくら苦労して書いてもまったく評価されない。こんな不憫なことほかにありませんよね。読書や作文が嫌いになって当然です。

 そうして無理やり書かされた読書感想文は、〝物語のあらすじを延々と書き、申し訳程度の感想を二三行〟といったものになりがちです(世の中の読書感想文の9割がこれです)。
 そもそも「感想」がなんなのかわからないのだから仕方ありません。感想とは比較によって生まれるものであり、人生経験の乏しい子どもたちに「感想」を求めるのは酷ではありませんか。

 だからこそ、余計にコツやテクニックが必要なのです。
 たとえば、以下の5つをバランスよく配置するだけで感想文は格段に良くなります。

・本を選んだ理由
・簡単なあらすじ
・一番の感動ポイント
・過去の経験との比較
・読書後の心情の変化

 大切なのは、読んだ本の〝外〟を書くことです。本の内容だけで感想を書くのは読書家でも難しいものです。さらにこれらを細分化していけば、原稿用紙5、6枚はあっという間に埋まります。
 さらに、本選びのコツや本のテーマの見つけ方、書き出しのテクニックを身につければ怖いものなしです。また、読書感想文のテクニックはそのまま論文や企画書にも応用でき、生涯〝文章〟には悩まされません。

 ……といったことを、現在、文章にまとめています。

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