性被害ーのちに回復につながったこと、その1

子どもたちが小学校1年の時に

一人が、児童デイへの行き方が急にわからなくなり
パニックになったのか、

家に一人で帰った来た時のこと。

普段はちなみに、一人になることはない。


家から、20メートルのところに、

いつもたむろっている人たちがいた。

障害のある人(大人)の就労支援施設があったのだ。


そこを通りかかった時に、

「車に乗らないか。」と声かけにあって

慌てて、家に帰ってきた。


小学1年生の女の子が、一人でいる時に

車に乗せようとする人間が、こんなに側にいるなんて。。。


私もかなりパニックになったが、学校などに電話し
警察にも連絡してもらった。



その声かけの後から
私の幼い時の性被害の扉が、思いきり開いてしまったのだった。


次の日、子どもたちがいなくなった時間に

いきなりPTSDが襲ってきた。


かなり泣き叫んで、今までにないくらい鮮明に思い出した。

感覚、視覚、色々なものがはっきり蘇る。

部屋も背格好も、シーンもどんどん襲ってくる。
まるで、今、起きているかのように。


そして、意識が消えて、

指しゃぶりしていたり。



ある程度、思い出したあと、

パツーンと意識が消えるのがわかった。


まるで、宇宙ってこんな感じなのでは?と思うような

静かで、真空の中にいるような感覚だった。



その時に、ふっと療育で子どもたちを励まし続けた記憶が蘇って

自分に声をかけてみた。


子どもにかけるように。


「本当につらかったね。」

「泣いていいんだよ。」



その後、スーッと楽になったが、

その激しいPTSDを1ヶ月以上繰り返した。



異常な声で叫び続けた。



精神科に行って、はじめて主治医に話すことができた。


本当に運がよく、いい先生で
珍しく私も信頼をしていた。


先生は、状況を聞いて犯人に対して
本当に怒りを見せてくれ

私に、優しく話してくれた。


「私は、このまま気が狂ってしまうでしょうか?」

「あなたは、大丈夫だと思うよ!」


その言葉にとても安心し、

先生の優しい言葉に、とても泣きじゃくってしまった。



そして、このことが薄らぐころ、

また性被害を思い出し続けることになる。


続く。

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