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【歌い手さん・ボカロPさん向け】おすすめのオーディオインターフェース(初心者から中級者向け)

こんにちは。Yomogiです。

今回はとてもリクエストが多かった機材の話、オーディオインターフェースについてです。
なぜリクエストが多かったのか…。

自分が機材沼にずっとハマっているからです

なので、数多のオーディオインターフェースを買っては売ってを繰り返し…。
無駄に知見があったりします。

嘘です。
色々な歌い手さんやVtuberさんの機材相談に乗ってきたというのがあった結果からかもです。
毎度説明するよりかは「このnote見てー」ってやれたら楽ですし。

ちなみに私のメインAIFはもう10年ほどApogeeのSymphony(初代)を使ってます。

もうおじいちゃんなのでそろそろmk2を買うかどうしようか悩みどころ

メイン機あるのになんで機材買ってるの?
というアンサーには「そこに理由はありません」
多分沼にハマってる人はみんなそうだと思ってる。

そんな話はさておき、今回はミドルクラス(〜10万)くらいまでで実際に使ってよかったインターフェースをご紹介します。
写真が残っているものは乗っけておきます。

それでは行ってみましょう。

オーディオインターフェースの必要知識

まずは、大事だと思う知識を記載します。
念頭に置いておいてほしいのが3万〜5万円までだと大体同じです。
いくつか価格破壊するものもありますが、録る音で言ったら大差ないと思ってください。
録る音にこだわりはじめるのであれば、マイクやマイクプリ等にお金をかけたほうが合理的です。

じゃあ何が違うのか?
個人的に重要な項目は以下です。

  • 再生の音質

    • ミックスを行う際に重要

    • 低〜高音域でちゃんと再生されているか、分離感はどうかなど

  • 録音の入力限界(ヘッドルーム)

    • ピークがどれくらい早く来るのか、どれくらい大きな音を入れても割れないのか…といった指標になります

    • 音圧

  • S/N比(シグナル / ノイズ)

    • 歌った声やオーディオインターフェースを介して録音した演奏にどれくらいノイズが乗ってくるのか

  • デフォルトノイズ

    • オーディオインターフェースに何も挿してないが乗ってくるホワイトノイズのdbとなります

    • 録音の音量を上げるために、オーディオインターフェースの音量を上げると「さーっ」って聞こえてくるやつ

上記の4点が、オーディオインターフェースの価格差に直結してきます。
他にもトランスや入出力数、UI等で差はあるものの
仕事を請け負う…等以外の場合は上記4点を加味すればよいかと思います。

※ステレオの楽器を扱ったり、ドラムを録音する!とか同時にバンド全員で録音する!(無茶苦茶か…?)とかある場合は、入力数を重視してください。

とか難しい所に触れましたが、基本的にそういった難しいのは興味が湧いたら調べればいいので。

Roland Rubixシリーズ

ヤフオクで売るときの写真

UR22シリーズも人気ですがRubixも人気です。
24bit or 32bitで違いはありますが、体感そんな違いは無いです。
(そもそもそこで違いが出るモノを扱うときはもっと上のクラス使ってる気がする)
UI / UX利点がありインストールするものがいらず、とりあえずUSB挿せば使えるってところが優れてると思います。

価格も1万円台なのでお手頃。


Focusrite Scarlett / CLARETT+シリーズ

ヤフオクで売るときの写真

世界で一番売れてるFocusriteシリーズ。
エントリーモデルからハイエンドまで揃っているので、正直Focusriteの何かしらを選んでおけばまず間違いないです。
デザインも良いですし、インターフェースとしてもわかりやすいですし。
自分の写真は4chですが、1ch、2chとあるのでお好みのモノを。

使ってみると分かりますが、バランス良く綺麗にまとまってます。
また、同社のベストセラーマイクプリ、Isaシリーズと同じ設計のマイクプリがついてたりエミュレートできたりとノウハウを凝縮してます。

価格も1万〜10万で自分に合ったものを選びやすいです。

ちなみにAdoさんはクローゼットで収録の話を写真で乗っけた時にスカーレットのsolo使ってるっぽかったですね。
※2枚目の写真にRubixも写ってますね…。

MOTU Mシリーズ

説明不要のAIF界隈に革命を起こしたMOTUのMシリーズ。
再生音質はこの価格帯では郡を抜いており、ESS SABREのDACが付いてるので企業努力の賜物だなあ…と出た当初思ってました。
転売ヤーの餌食にならなければ発売時にもっと普及していたんだと思います。
※現在は品薄状態は解消されてます。

これはどちらかと言うとボカロPさん向けで、ミックスがすごいしやすいですし、LEDディスプレイも視覚的に見やすく所有欲もかなり満たされます。

価格も2万台〜6万で2chなら手を出しやすいですね。

Black Lion Audio Revolution 2x2

マイクプリアンプやコンプのモディファイを得意とする
BlackLionAudioから満を持して発売したRevolution。
正直、この価格帯であれば頭一個抜けて再生音も録音もとても良いです。
めっちゃ分離して聞こえて、rme好きな人は特に良いのではないかと思いますが、rmeの音は好き嫌いあると思っており(自分は好みではない)一度お店で実機を聞いたほうが良いかもしれないです。

5万台のミドルクラス2chはSSLやApogeeDuetが長いことしのぎを削ってましたが、最近はApogeeのBOOMやUAのVOLTなども出てきて戦国時代突入になってきた感ありますね…。

価格はギリギリ5万円行くか行かないか。

AUDIENT Evoシリーズ

雑に置かれるサブボードたち

AUDIENTはiDもあるのですが、今回はEvoシリーズを。
4 / 8 / 16chとあるのですが、ボカロPさんにはピンポイントで16chをおすすめします。
まずUIが秀逸で、直感的にやりたいことが行える仕組みで何よりデザインが秀逸。
さらに撮り音のGainを自動で設定してくれるスマートゲインがめっちゃ優秀。
ドラム収録やアウトボードミックスする際に、勝手に適した音量に合わせてくれるのでめちゃくちゃ楽で時短になります。
ので、かなりニッチな層に対してですがおすすめです。
OPTICALもあるので、入出力が少ない高い2chAIFの拡張としても役立てるので、持っておいて損は無い一つになります。
ちなみに録音質は良いのですが、再生音はちょっと自分の耳には合わずめちゃくちゃしづらいです。

価格は1万円台〜8万円台。


Antelope audio ZENシリーズ & EDGEシリーズ

ヤフオクで(ry

Zenシリーズ。
スタートダッシュは大失敗しましたが、全てをなかったことにする品質の高さで最近またユーザーが増えているように思います。
この価格帯であればライバルはUAのAPOLLO Solo、ARTURIAの
AUDIOFUSE2とかあたりでしょうか。
※ちなみにAPOLLO Soloは相当困ってない限りはDuoをおすすめします。
SoloはDSPが少なすぎてどうせ外付けDSP買うことになるので…。

Zenシリーズは再生音◎ / 録音質◎ / DSP内蔵でパソコンにも優しい。
全方位隙がない優秀なAIFなので、ボカロPさんも歌い手さんもおすすめです。
特におすすめなのは歌い手さん。

マイクのEDGEというZENシリーズで動かすマイクがあるのですが
名だたるマイクをシミュレートする事ができます。
これの質がものすごく高い。本当にすごい。高いマイクで悩むなら一旦これで遊ぶのはありです。

※ZENシリーズで動かさないと、値段に合わない悪さ

全部書くと長くなるのでメイン所を…。
tokyo 800T/SONY C800G
Berlin 47 FT/NEUMANN U47 fet i
Berlin 67/NEUMANN U67
Berlin 87/NEUMANN U87
Berlin M103/NEUMANN TLM103
Vienna12/AKG C12

などなど。
王道中の王道からニッチなマイクまでエミュレートできます。
さらにコンプやEQ、ニッチなマイクプリまで使えるので
このAIFとマイクがあれば数年はもつかと思います。

価格は7万〜25万。
マイクは4万円〜20万。


Apogee Duet3

今回入れるか入れないか悩んだ結果、入れることに。
Symphony i/oが入院しに行くときに代替機として購入。

まず音質は上も下も奥も音がちゃんと出ており、ミックスはものすごくしやすいです。良い意味でも悪い意味でもApogeeの音。
録音質もこの金額帯なら圧倒的で、高いヘッドルームを確保してくれているのでクリッピングはよほどのコトがない限り無いです。
ノイズもほぼない。
Apogeeコントロールも使いやすいです。

ApogeeControl2の画面

ちなみに自分はApogeeのone、duetと使ってきてるのですが
そこと比較するとモバイル性も十分で、カフェでノーパソとこいつでミックスできるくらいには使いやすいです(意識高いゾ)
そして何よりデザインがいい…。
特に意味もなく光ってる青いライトとかめっちゃ良い…。

がしかし

バグが多い、内蔵DSPが活かし切れてないの2点があります。
今後のアップデートで解消予定と去年の8月から言ってますが未だに治らない…。
そこと付き合っていけるのであれば、メイン機としても末永く付き合っていけると思います。
(未だにduet2は中古市場でも人気ですしね)

価格は8万円台。

まとめ

はい、ということで
自分が使ったことがあるもの且つミドルクラスまでで良かったもの7機種ご紹介しました。

今回は歌い手さん、ボカロPさんに向けてでしたが配信者さんもいくつかは使えるかな…といったところ。
トークバックとかついてない機種もあるので、それは配信には向いてないかも。

基本的には、Focusriteを買っておけば大体問題なし。逆張り精神があるのであれば他の同じ価格帯のを。
正直、歌ってみただけであればFocusriteのsoloで十分だと思います。

ボカロPさんも、目的があって多チャンネル買うならいいですが
正直質の良い2chを買うのがおすすめです。

今回紹介しなかった人気機種だとUR-RT2とかは実際にNeveマイクプリと比べたりしてたり
APOLLO solo買って大失敗した話とかは需要ありそうなのでまた今度。

ちなみに、めちゃくちゃ聞かれるのですが
オーディオインターフェースを中古で買うのは大アリです。
抵抗がなければ中古で買いましょう。
ヤフオクは中の部品いじられてることがあるので、楽器屋さんの中古をおすすめします。

それでは良い音楽ライフを。

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