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器用貧乏/ゼネラリストの散文


かなりこの記事に励まされた。
自身の経歴に何にも専門性がないと思ってしまうからだ。

美大を出て、社会学の修士号持っていて、今はデザイナーだ。
加えて研究というほどではないけれど、マハーバーラタをはじめインドの事を調べるのが好きだ。
どこを取っても面白いじゃないか、それなりに専門的な知識を持ってるじゃないかとなるだろう。でもそう思えない自分が強く在る。

それで、修士論文を出す直前に先輩に言われたことを思い出す。
「よしださんって、あまりに多くの物事に興味を持ちすぎなんじゃないかな。広げた風呂敷を畳めないタイプだね。」
次に、その風呂敷を畳めないまま出して大量の赤が入った修士論文も思い出す。
学部の卒論も、院の修論も同じ理由でまとまりがなくなってしまった事を今でも悔いている。


2月に自分のスキルチェックにと転職エージェントに相談をした。
エージェントは私を「ゼネラリスト」「ベンチャー」と記録していた。
10分程度話して、相手にそう思われるのかと思った。


本当は専門性がずっと欲しかったんじゃないか。院生の時に誰かに話した、「PC持って、身一つで仕事できるほどになりたいんです。」という気持ちは今も変わらない。

でも私に専門性なんてないんじゃないか?
いや、自分が歩いてきた道自体に専門性があるのだから良しとすればいいのでは?

今出せる結論はない。
だからこそゼネラリストで専門性高めるという一見矛盾した話に希望を見出したい。

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