同期
帰ってきてからしばらくして、さすがに帰ったかなと思い、上にあがるとちょうど地下に繋がる階段の出入り口の前が玄関になっているためちょうど帰ろうとしていたところと鉢合わせた。
○○
「あっ」
梅・美月
「「あっ」」
○○
「どうも、史緒里の兄の久保○○です。確か梅澤美波さんと山下美月さん……ですよね?いつも史緒里がお世話になってます」
山下
「はじめまして、山下美月です」
梅
「はじめまして、梅澤美波です」
久保
「あれ、お兄ちゃん帰ってたの?」
○○
「うん。玄関に史緒里がいつも履いてるのと違うのあったから地下にある防音室にいたんだ。」
梅
「防音室?お兄さん何かやられてるんですか?」
○○
「まぁ、一応ピアノとかやってるけど……」
久保
「一応どころじゃないのに……(ボソッ)」
山下
「史緒里、何か言った?」
久保
「ううん、何でもないよ」
梅
「そういえば、お兄さん私達のこと知ってるんですね」
○○
「ま、まぁ一応史緒里と同期の子だからね。それに史緒里からも色々聞かされたしね。それにLIVEにも何回か連れてかれたこともあるから」
山下
「LIVE来たことあるんですか?」
○○
「うん。3期生のお見立て会も行ったし単独も東京ドームもつい最近の宮城公演も行ってたしね」
山:そうなんですね!
梅:お兄さんは推しメンとかいるんですか?
○:僕?
久:お兄ちゃん、推しメンいるの?
○:いるにはいるけど……
久:いるの!?
山:山下とか?
梅:いやいや、私でしょ?
久:お兄ちゃんに推しメン…
梅:く、久保?
久:お兄ちゃんに推しメン……
○:はぁ……
山:それで誰なんですか!
○:まぁ握手会に来ている人達とかに比べたら全然だけどね
久:それで誰なの、お兄ちゃん
○:えっと西野さん?と堀さん?かな
山:あ〜
梅:七瀬さんと未央奈さんか〜
久:へぇ〜お兄ちゃんってそうなんだね
○:なんだよ……史緒里が行ってきなって握手会の券渡してきたんじゃないか
山:やっぱりお兄さんも乃木坂好きだったんですか?
○:好きというより史緒里に好きにさせられたっていう方が正しいかな?
梅:あ〜、何か分かります
○:あ、わかる?(笑)
梅:前にそんなことあったって聞いてて(笑)
○:そういえば梅澤さんと山下さんは帰らなくても大丈夫なの?
梅澤さんと山下さんと話し始め早くも1時間が経過しようとしていた。辺りもそろそろ暗くなり始めてきた。
山:あ〜、そろそろ帰らなくちゃですね
梅:明日もレッスンと収録あるしね
久:だね〜
○:良ければだけども送っていこうか?
山:え?いいんですか?
○:まぁ、そんなに上手じゃないけどそれでもいいなら
梅:……じゃあ、お言葉に甘えて
○:史緒里も一緒に行こ?冷蔵庫何も無いから買い物もしたいし
久:うん!
そして梅澤さんと山下さんを各々の自宅のエントランスまで見送りし、帰りに買い物して1日が終わった。
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