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今週の勉強(監査について)

こんにちは、ヨミです。


今週読んだ本「監査難民」について、まだ途中なのですがゆっくりなので読んだ部分からまとめようと思います。


①監査の始まり

日本に監査法人が生まれたのは1960年代、欧米を始めとした流れ。山一証券等の企業の不正を防ぐことが目的だった。

しかし日本では企業は成長が続いており当期に減益が発生しても次期にはそれを補填できるレベルの利益が出るケースが多く監査は機能していないことが多かった。

さらにバブル期は株式による自己資本よりも銀行から借り入れる他社資本の割合が今より大きく企業を監視するのは監査法人というより銀行という風潮があった。


②監査の重要性

バブル崩壊により銀行の力が弱まり、さらに国際化に伴い会計ビックバンが発生。

時価会計等会計制度刷新により混乱する市場、そんな中カネボウ事件を始めとした不正会計が明るみになり、監査法人のあり方が見直されることになる。


③その他

・監査法人は統廃合を繰り返した結果生まれたBIG4。中央青山、トーマツ、新日本、あずさ。

・統合により出身元ごとの派閥が出来、馴れ合いが生まれる

・企業と会計士の間でも馴れ合いが生まれる

・国際化に伴い日本法人の海外拠点、海外法人の日本拠点を統合的に見るため国際BIG4と日本のBIG4はそれぞれ手を組んでいた

・カネボウ事件により信頼が失墜した中央青山の存続危機に対する保険としてPwCは被害が最小限になるよう緊急時対応事務所を設立(した?しようとした?まだ読みかけなので不明)



話自体は小難しくなくドラマ仕立てで書かれているのでスルスル読めます。ただ理解が浅い言葉が多く都度wikiで確認するので文字は大きいのに1ページ読み切るのも数分かかってしまうのが反省点かな…速読反復のほうが定着しそう。


業務で監査対応をすることはありますが、監査法人の仕事というものをきちんと考えたことはありませんでした。

基本的に私は性善説に則り社内の人間が不正を働くとは考えず業務にあたっていましたが、こうした事例を見ることで気を引き締めたいです。

あとはこの半年だけ見ても、JDIや東芝子会社がニュースになっていますがそのあたりの報告書もたま読んでみたいなと思います。

まずはこの本読み切って成り立ちや事例を学ぼう!


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