【デッキ解説】殿堂構築:青緑ムートピア

1.はじめに

 初めての方は初めまして、知ってくれている人はお久しぶりです。まず始めに、GWにCS連戦していた人たちはお疲れさまでした。僕も実家に帰るついでにはっち&のじぎくCSの個人、チーム(混合フォーマット)、チーム(殿堂)と参加してきました。
 そんなこんなで3月の中盤ごろからのじぎく全日程まで好んで使っていた【青緑ムートピア】のデッキ紹介をまとめておきたいと思います。
 今回の記事はタイトルにある通り殿堂構築の趣味記事です。人のチェックも挟んでないので誤字脱字とかあれば教えてもらえると後で直します。

2.デッキ紹介

2.1 デッキリスト
 4 x 歩く賄賂 コバンザ
 2 x 奇天烈 シャッフ
 4 x 超宮兵 マノミ
 2 x 超宮城 コーラリアン
 4 x 卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン
 3 x 次元の嵐 スコーラー
 4 x セイレーン・コンチェルト
 2 x ア・ストラ・センサー
 2 x 時を戻す水時計
 
 4 x 桜風妖精ステップル
 4 x ガガガン・ジョーカーズ
 1 x ドンドン打つべしナウ
 4 x 妖精の裏技ラララ・ライフ

2.2採用理由
 《歩く賄賂 コバンザ》
 《超宮兵 マノミ》
 《超宮城 コーラリアン》
 《次元の嵐 スコーラー》
 《セイレーン・コンチェルト》
 《桜風妖精ステップル》
 《妖精の裏技ラララ・ライフ》
 コンセプトカード群。【青単ムートピア】と違い、追加ターン取得前に打点が残っていることが多いためG-0を持つクリーチャーは減らせるだろうというのが個人の見解。GW前までは《次元の嵐 スコーラー》も1枚減らしていたが、チェインに入ったものの《次元の嵐 スコーラー》が触れずに負ける試合が思ってたより多かったため3枚に戻した。

《奇天烈 シャッフ》
 このデッキの最大の利点。《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》と比較した際、環境内で止めなければいけないトリガーが《閃光の守護者 ホーリー》くらいしかなく、【白青緑+αチェンジザドンジャングル】等に採用されている《Dの牢閣 メメント守神宮》は後述する《卍ギ・ルーギリン》で貫通ができるため《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》である必要が薄いと判断した。また、緑を積んだ関係で《桜風妖精ステップル》→《奇天烈 シャッフ》の動きができるようになり、同型の後手や【青赤覇道】、【赤白轟轟轟】といった多くの対面で継続的にターンを稼ぐことができるのが利点になる。
 
《ア・ストラ・センサー》
 個人的に【青単ムートピア】のこのカードは嫌いだが、ガードグリップと比較して、《妖精の裏技ラララ・ライフ》を探しに行けるが偉く、追加の1コス呪文の中では優秀だったため採用。しかし、《超宮兵 マノミ》が山札の下に行くのでやっぱり嫌い。

《時を戻す水時計》
 気持ちばかりの《音奏 プーンギ》メタ

《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》
 上で書いた通り、《卍ギ・ルーギリン》としてプレイすることが非常に多い。《斬隠蒼頭龍バイケン》の採用枚数が次第に減っていき、《Dの牢閣 メメント守神宮》をメインの受けに採用しているデッキにはこれをプレイすることでほとんどの場合殴りきることが可能になる。呪文面がチェインに密接に絡むが4枚すべて使用する試合もあまりないため意識せずとも1枚くらいはハンドに残るためプレイする試合も多いと思う。

《ガガガン・ジョーカーズ》
 現状の緑を入れる最大の利点。ツインパクトを探せるおかげで呪文チェインにも使えるのが素晴らしい。半面で打ち所さんが難しい。

 《ドンドン打つべしナウ》
 緑の《ガード・グリップ》。回していく中で緑の13枚目が非常に欲しかったため緑の1コススペルを一通り試し、上からカードを引けるこのカードに落ち着いた。トリガーとしては期待していないが3月から使用してて1度だけこのカードがトリガーしたおかげで勝つことがあった。

 2.3制作及び使用経緯
 去年の反省点としてGPやエリアといった大型大会でのbyeの存在は大きく、2ブロックを中心にやっていくにしてもランキングの存在は大きいものだった。そのため今年に関しては1bye圏内である100位以内を目標にプレイしていくことを個人的な目標にしていた。そうなってくると切り離せないのが殿堂構築である。普段の僕は2ブロック構築を中心に活動をしており、殿堂構築をプレイすることは去年ほとんどなかった。幸い殿堂環境にも少しずつ2ブロックフォーマットで独自に発展したデッキを見かけることが増え、《蒼き団長 ドギラゴン剣》と《ミラダンテⅫ》の殿堂後は【青赤覇道】を始め2ブロック構築を少し弄ったデッキでも勝てるようになっていた。その結果、殿堂構築でも2ブロックの知識でなんとかすることが可能かどうかを3月から試し始めた。

 3月の始めに手を付けたのは【バラギアラ】と【青単ムートピア】です。どちらも2ブロック構築で使用したことがあり、前者は《Dの牢閣 メメント守神宮》が積めることで2ブロック構築では出来ない硬さを誇り後者はもともと殿堂構築で流行したものを2ブロック構築に変化させた形だ。ただ、当然殿堂環境の情勢にはかなり疎くなっていたのであまり勝てない。デッキ相性で殴ることが一番容易であり、それのできる【青単ムートピア】は使いやすかった。しかし、《歩く賄賂 コバンザ》がメジャーになったことで盤面に残ることが少なくなり環境的に見ても限界が見えていた。そんな中、3月中盤に新しい構築済みに出た《ガガガン・ジョーカーズ》を見て、vaultで少し回していた【青緑ゴクガサイクル】を組みたくなり、カードを並べていたところ、《龍装艦ゴクガロイザー》の枠を《歩く賄賂 コバンザ》にしてもデッキとして成立するのではないかと思い至った。実際組んでみて、少なくない確率で3キルハンドがきたこともあり、元々出る予定だった3/21のオルタナcsでチームメンバーに無理を言って使用、個人戦績は4-4だったものの横との噛み合いのおかげでベスト8になり、デッキポテンシャルもありそうだったので触ってみることにした。

 3月中盤から5月初めまで通して使ってきた感想としては元々デッキ相性で殴るデッキだった【青単ムートピア】をさらに尖らせた感じになっている。色を足している関係で色事故の確率は増えるものの3キルルートは増え、使っている体感だと6試合に1度くらいの割合で3キルハンド(《ステップル》+《歩く賄賂コバンザ》+《ラララ・ライフ》)が来る。この理不尽な勝ち筋はデッキ相性を覆すこともあり【青単ムートピア】より相性で負けるマッチが少なく、普段殿堂構築をプレイせずプレイング面でも環境読みでも不安が残る僕と相性が良かったと思う。

3.プレイ指針

 基本的に初手を見て何ターン目に動けるかの見通しをつけるのが大事になる。その中で、相手のデッキが【序盤に除去を打てるデッキ】、【序盤に除去の打てないデッキ】で区別をつける。
 環境内で言えば前者は【赤白轟轟轟】、【青赤覇道】、【青黒(白)ハンデス】といったデッキで後者は【ジョーカーズ】、【白青緑+αチェンジザ】、【青単ムートピア】といったデッキ群になる。デッキタイプとしては前者に相性が悪く、後者には強いデッキになる。
 後者のデッキタイプにはできる限り早く《桜風妖精ステップル》と《歩く賄賂  コバンザ》を立てて回すだけのため割愛。
 前者に対しては1体目の生き物が焼けるものとしてプレイするため、《桜風妖精ステップル》か《歩く賄賂  コバンザ》のどちらかを釣り出しに使うことが多い。どちらかを複数枚引いている場合はそれでいいが、ない場合は基本的に《歩く賄賂 コバンザ》から入る。残った時のリターンが大きく、焼かれたときのデメリットは少ないからだ。《桜風妖精ステップル》は盤面に残るだけでデッキ内の呪文のうち3枚を0コスにするためリできる限り焼かれたくない。ドロー枚数の面は《超宮兵  マノミ》でもなんとかなることが多く、替えが効くためである。

 この際《ガガガン・ジョーカーズ》の打ち所だが1ターン目に打つことはほとんどない。相手の次元等を判断材料にして相手のデッキタイプを予想できている場合は前者のデッキ群が相手の場合は打つ。前者相手は生き物が生きて帰ってくるかこちらが先に死ぬかになりやすいためなるべくプレッシャーを与えたい。後者相手は生き物が概ね生きて帰ってくるためチェインに入る呪文として使用したいからである。もちろん例外もあるが基本的な方針としてはこれで行っていた。

 各対面へは上のデッキ群で大まかに分けているため特になく、呪文を重くするデッキタイプには《妖精の裏技ラララ・ライフ》をいっぱいハンドに貯めろといったくらいである。

4.おわりに

 殿堂構築の記事に関してはこれくらい緩い感じでたまに公開していきたい。とりあえず、【青緑ムートピア】に関しては久しぶりに気に入ったデッキタイプであり、とても【白緑メタリカ】味が強くて楽しかった。まだDMPランキングの100位以内には入れていないが目標にしてゆるゆる走りたいと思う。
 


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