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愛のある仕事

夕方皆が帰った後で
夫とやりきれなかった仕込みを二人でする。

結構体を酷使した後で二人で「エイヤァ!」と目配せをして
互いの具合を感じながら。

最近時々あるこの時間が好き。
(毎日はつらい。月に2〜3回なら嬉しい)

「スタッフは時間通りに帰ってもらう」
やりきれなかった仕事は二人ですれば良い
夫がそう覚悟を決めたので楽になった。

以前は自分で一人腹をくくるしかなかったので
「スタッフには頼むからできるだけやって帰って欲しいと切に思っていた」

長く一人で全部やっていた時期がある
その辛さと言ったら。
しかも夫は家でぐぅぐぅ昼寝している

ちぎれそうになる思いをググッと堪えて(怨みつらみ山積時代
最後まで仕込みをしていた。
学校のPTAの役員やらで出かける時は
途中で切り上げて会へ行き
10時頃に戻って仕込み再開し、夜中までかかることも日常だった。

だからママ友たちの女子トークが苦手で
会が終わると、できるだけ誰とも目を合わさずに
そそくさと帰ってきていた。

夫が配達と事務仕事しかしないことには苛立っていたが、
今考えると、入れる空気は一切なかったはず。
厨房に入ってきて何か手伝おうとすると捻りつぶす勢いだった〜😅


ただスタッフ達には救われた。

これだけの仕事を置いて帰ったら
なっちゃん一人でするの・・かわいそう、、
そうスタッフも思って、できるだけやって帰ってくれてた。
すっごい必死で。

2年くらい前にようやく重い腰を上げた夫
いつまでたっても厨房の仕込みが効率化しない理由を探りに
重い腰を上げた。

と言うことで入れ替わりで私は配達に入る。

配達は、時間との戦いなので私は得意じゃないけれど
慣れさえすれば大丈夫。
お客さんに会えるのは楽しい。
そして私の毎日献立の日記で読み解いてくれているので
たくさん話しかけていただき、ひたすら楽しい。

まぁ苦手なお金の計算とかもあるので
話に花を咲かせると計算間違えたりするんだけど。。。

役割交代して半年くらいで今の形に少しずつ。

夫は厨房のハードワークにたくさんの風穴を開けて
区切りを作ってくれた。

おかげでスタッフが働きやすく居心地良くなったと思っている。
スタッフの居心地の良さからゆとりが生まれ
育てたいと言う意欲と余裕が生まれる。

スタッフ全員が手際よくなり、
チームワークの力を使って効率よく、生産力を上げる

ついて来れる人と嫌になる人がいるかもしれないけれど
それはそれと割り切れる思いになれた。

夫と二人の仕込みはいつもなんかあるのだが
今日は楽しい時間。


それにしても厨房のチームで果敢に立ち向かう姿ってとってもかっこいい。
40キロの牛蒡をひたすら洗って切ってゆく。
切った牛蒡を圧力鍋に何度も入れては時間を計り
圧力後のごぼうは次の過程へ行く前に全量揃うのを待つ。
圧力鍋はすぐまた次の牛蒡を入れて圧力開始!

手順ややり方さえ身についていたら安心してスイスイ進めるスタッフ。
機動力が凄まじく後ろからググーっと押してきてくれるスタッフは
腰の重いスタッフやあまりのごぼうの量に戸惑うスタッフの方を捕まえてきてくれる。
マイペースに粛々と進むスタッフは、どんなに急いでいても粛々とやることやるべきことを抑えてきてくれる。
どんなネガティブにも、うんうんとうなづき肯定的な空気に変えてくれるスタッフ。
とにかく突進して、失敗してもまた元に戻ってやり直せるスタッフ。
あんまり何も考えてないけれど、一言も文句言わないスタッフetc..

スタッフに救われ、スタッフによって今日も立つことができている。

はい、、例に漏れず日記のどの部分が↑のようにまとまったのかは
自分でもわかりませんが
テーマは愛らしいです。私の中では繋がっている。。。


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