見出しと中身が合っていない話し方
スピーチのフィードバック
週末に予定している英語スピーチの を英語の先生に聞いてもらった。
英語の先生といえど、単に英語が母国語の方と言うだけではない。
本業はコンサルタントの経営者、かつ、かなりベテランのパブリックスピーカー。
てわけで、今日は、私の英語スピーチを通しで聞いてもらった後、いくつかのフィードバックをもらった。
効果的な英単語の選択や、疑問文・ポーズの活用など、スピーチテクニック的なところもいくつかアドバイスをもらった。
一番印象に残っていたのが、結論が結論になっていない と言われたことだ。
見出しとタイトルが一致しないということ
具体的に私が言われたのは、結論に新しい情報を入れすぎているということ。
”結論として”と言って、最後にいくつか印象的なことを言ったつもりだった。
でも、結論はあくまで結論なのでそれまで話してきたことのまとめになるべきだ。
伝えたい情報があるなら、本文の方に入れて伝えるべきだった。とのこと。
確かにその通りだな、と思ったので、原稿の方はこれから直そうと思う。
日常でもあるある、出だしと中身の不一致
同じような事って日常でもよく起きているなぁと感じる。
例えば、要するにと言っているのに、あんまりまとまっていない。
極端に言うと、と言いつつ、それほど極端でもない。
一番よくあるのが、
結論から言うと、と言ってるのに、なぜかスタートから話し始める。
こうやって書き出すと、少しぐらい心当たりはあるんじゃないだろうか?もちろん私はよくある。
本来、出だしにこういう枕詞をつけるのは、有効で、
「私はこれから○○を話しますよ~」と相手に伝えることになり、
聞き手は「これから○○を聞かされるのだ」という意識で聞くことになる。
「結論から言うと」と言われれば、もちろん「今から結論が言われるんだ」という頭になる。
そこで、背景~過程を延々と話されてしまうと、ずっこけてしまうのも当然。
聞き手は混乱し、結局、話が分かりにくいというような印象になってしまう。
結論からというのであれば、結論を言おう。
印象的な枕詞を、単なる口癖として使わないほうが良い。
それを意識するだけでも 情報の伝わり方は違う
分かりにくい話し方を自覚できないのはフィードバックがないから
ここまで上げてきたようなことを、私もたくさんやっていると思う。
あなたにも心当たりがあるのではないだろうか?
なかなか、そういうことを自覚するのは難しい。
「で、結論は?」などと言われて初めて、「ああ、ずれてた」と気づくものだ。
人の言葉を聞いている時にはいろいろ気づくのに、
いざ自分がしゃべったら、全く同じような事をやっていても、指摘されまで気づかない
これって、結構あるあるじゃないかと思う。そのくらい、私達は自分のことに鈍感だ。
他のことには、自意識過剰なくらい敏感なのに…。
指摘してくれる人は大切にしよう
残念ながら、大人になるとわざわざ人の良くないところを指摘するような方って少ない。
たとえ上司と部下の関係であったとしても、あまりひどくなければスルーしてしまうようなこともあるんじゃないだろうか
友人関係やもっと薄い知人なら、黙って流すか去っていくだけだ。
つまり、自分の聞きたくないこと、言われたくないこと指摘させてくれる存在というのすごく貴重だということだ
相手に嫌われるかもしれないリスクを負ってまで言いづらいことをしてくれる人。
そういう人間関係は本当に大切にしたいなって思う
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