【可愛いだけじゃない式守さん】を見て僕はときめくが、後悔はできない【憧れないラブラブ高校生活】【男子校話】
『彼女、お借りします』を見ているときにCMが流れていた『可愛いだけじゃない式守さん』を電子書籍で大人買いしてしまった。
ずっぽりはまってしまったので、その話をさせてください。
大人買いと完璧なかっこよく美しい世界
大人になって仕事をしていてよかったなっと思うのは、ほしいものをほしいときにほしいだけ買えることなわけです。(3桁円台に限る)
お小遣いの制の高校生やお金に困る大学生にはできない芸当ですね笑
はてさて、『可愛いだけじゃない式守さん』。
普段はかわいい女子高生の「式守さん」が不幸体質の彼氏である「和泉さん」が危ない目に遭ったり、弱気になってたりすると、かっこよく彼氏を守ってくれるという、かっこかわいい式守さんの話。
何がいいってもちろん普段かわいいけど、きりっとかっこいい式守さんにはきゅんきゅんしちゃうし、和泉くんもかわいくてたまにかっこいいところがよいですね。
もちろんそれらがいいのが大前提なのですが、それ以外にもここがよいと言いたいことが二つ!
ひとつは式守さんの衣装や髪型が毎回変わるところ。かわいい衣装やおしゃれな衣装、クールな衣装など新しい話が始まる度にドキドキきゅんきゅんしてしまいます。特に僕は第32話のお姿が、クールかわいく好きです。
もうひとつは、登場人物に悪い人がいないこと。これが地味だけど非常によいところなのです。
はらはらするような駆け引きはないが、それぞれの話でほっこりしたり、しおらしさや優しさゆえの切なさにきゅんきゅんし、夜中のベッドで見悶えている。
『式守さん』の世界は完璧です。
やさしくかっこいい彼女がいて自分は不幸体質であるかもしれないは、自分の回りの人たちはやさしく思慮深く優しい世界だと思います。
今は5巻まで発売中。6巻は9月か10月に出るらしいからいまから楽しみですねー
あこがれられない世界
さて、このような世界。
「自分の高校生活もこんな生活だったらよかったなぁ」などと、全く思わないのです。まーーったくなのです。むしろ思えないのです。
なぜならこれはファンタジーだからでして、まぁしかし彼女がかっこよくかわいいからではなく、周囲の人があり得ないレベルで皆いい人だからでもありません。
僕にとって女の子が生活にいること事態がファンタジーだからなのです。
おそらく、このような「やさしくかわいくかっこいい学園もの」を見たとき、男女共学の皆さんは、「こんなかわいくてかっこいい子いないよ」とかいうでしょう。
ただしかし、僕は今や少なくなった男子校出身でして、学生生活にそもそも女性がいない我々からすれば、「周囲に女の子がいる生活」も「かわいくかっこいい完璧な彼女がいる生活」も同じくファンタジーなのです。
そうして我々は、「男子校の生徒であるから、周りに女性がいない環境だからモテないのだ」という、非モテとコミュ障の免罪符を受け3年間をすごし、女性がいる高校生活をファンタジーとしてしか感じない、悲しき男子校OBが育ってしまうわけですね?
そのような悲しき男子高生の悲劇的喜劇はまたの機会にお話ししたいとおもいます。
なかなか趣がありますよ?笑
そういえば、この前男子高校生に関する書籍を呼んだところ、なるほど、と納得せざるを得ない記述がありました。
要約ですが、「男子校は出所時こそ、ぎこちないものの、彼女や妻ができる割合は共学出身者と変わらないようだ。ただし、そういった特別な関係にない女性との間には一定の難しさがあるらしい。役割や立場があれば話ができるが、なんの関係性もない男と女の立ち居振舞いに後遺症を残す」という内容。
僕はこれを読んだとき、ついこの前あったことを思い出しました。
会議で資料をとろうとしたとき、20才近く下の(普通にかわいい)同僚と手が重ないました。
手は条件反射で、すっと頬はあからめられました。
僕の。
後遺症は長く続くらしい。恐らくあと300年くらいは続くのではないでしょうか。
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