マガジンのカバー画像

ミス・ミスターコンって何がダメ?もう一度考えてみませんか?

3
昨今のコンテストを巡る議論・懸念点に向き合いながら、大学内におけるコンテストのあり方を一度、考えていく連載です。
運営しているクリエイター

記事一覧

ミス・ミスターコンってそんなにダメ?現役大学生が本音をぶっちゃけます!【メンバー座談会】

ミス・ミスターコンってそんなにダメ? ーーミス・ミスターコンテストに対してそれぞれの考えを教えてください。 清水和華子:私はボディビル、筋トレの大会、ミスユニバースとかには結構賛成で、それはプロとして美を競っているから良いと思います。ただ、ミス・ミスターコンは学校でやってるから炎上、問題になっちゃうのかなと思っています。 特に「ルッキズムの助長」が問題なのかなと思っているのですが、本当にルッキズムを助長しているのかも疑問に思います。普段生活している中で見た目で判断され

「外見も個性」自分らしさを競うコンテストを作った武蔵大学。創設者が目指すのは知名度向上。

【連載第二回】連載「ミス・ミスターコンって何がダメ?もう一度考えてみませんか?」では、昨今のコンテストを巡る議論・懸念点に向き合いながら、大学内におけるコンテストのあり方を一度、考えていく。 ルッキズムや男女二元論の視点から、ミス・ミスターコンテスト(以下、ミス・ミスターコン)への是非が問われる近年。ミス・ミスターコンを早稲田大学は2003年に、東京芸術大学は2018年に廃止している。上智大学や東京女子大学では1980年代から続いたミス・ミスターコンを廃止し、新しいコンテス

廃止ではなく、あえて「改革」を選ぶ。成長の通過点としてのコンテスト『水コン』に込められた思い【お茶の水女子大学】

「成長」をコンセプトにしたコンテスト ルッキズムや男女二元論の観点から、廃止の議論になるミス・ミスターコンテスト。 「廃止」という選択を取る大学もある中、コンテストの在り方を問い直し「改革」を試みる大学もある。コンテストを通じて「性別や容姿に囚われない人間の魅力を発信する機会の提供」を目指す、お茶の水女子大学・水コンもその一つだ。 運営はファイナリストが切磋琢磨する姿をお茶大の学生に見せることで、「行動を起こすきっかけ」「目標を見つけてほしい」と思いをこめる。また、批判