2023_03_21 に思ったこと

ひと月前に、割と長い日記を書いた。

その時に、既に書いたような気がしていたものが書いていなかったし、そもそもまだ体験もしていなかった。

時の流れは不思議なものだ。
自分の記憶も曖昧だ。

最近、あの娘を見てまた発狂しかけた。

いつまで経っても忘れられないし、いつになっても傷は癒えない。

中学生の頃は傷はすぐに癒えた。忘れられた。

歳を取るとは、可塑性の低下することなのだと感じた。
しかし、もう少し歳を取れば、今度はかえって傷を感じないほどに無神経になっていくのだろう。

これもまた悲しきことよ。

気がつけば弱冠を過ぎ、三十との間。小学生の頃、先生が三十などあっという間だと言っていた。

少年老い易く学成り難し。この言葉は日本人が考えたものだという。

新海誠の「すずめの戸締り」を観ていたく感動した。
久しぶりに良いものを観た気になれた。

その後に岡田斗司夫の解説を聞いて、感傷が全て吹き飛んだ。

次に「君の名は」を観た。あのエンディングは駄目でしょう。世界観は良いと思った。

そして「秒速5センチメートル」を観た。これはとても良かった。栃木を走る東武東上線。この景色はリリイシュシュの聖地巡礼の時に見たものだ。種子島の景色も良かった。最後のすれ違い、良い。
この作品は絵を見ているような感覚だった。綺麗だった。

あと、新海誠の作品をいくつか見た。タイトルは忘れたけど、他にも良いのがあった。量子重力理論とか、パラレルワールドの話が案外良かったかもしれない。忘れていた科学への興味が少し復活した様な気がした。でも高校の時のあの鋭敏な感覚はもう失われた気がする。私をかき立てたあの感覚。

猫の話。暖かかった。現代版「吾輩は猫である」

色々、見て回って、自転車、良かったなあ、沖縄は暖かい。綺麗な海。貝殻。非日常。

ああいう所で遠出をすると全ていい思い出になる。

時は全てを呑み込んで、動き続ける。全ては変化し続け、一とつたりともじっとして動かぬものはない。関係も壊れては、創造され、また壊れる。

創造と破壊、シヴァ神。