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自分の人生こそ「アート作品」。〜2020年代を勝ち抜く「生き方」を〜

今、どうやって生きていったらいいのか?

最善の人生の選択肢を考えるのが、とても難しい時代になりました。

20年前なら、いい大学を出ていい会社に入って、家族を作って安定した生活を築き上げるのが、平凡ながらもある意味、一般的な「幸せな人生」のひとつの道だった。

でも、それも長く続いた日本経済の低迷と共に、終身雇用制・年功序列という日本型経営は終焉を迎え、既に過去の話になってしまった。

家電業界や銀行業界、20年前は日本を代表した大企業たちが、今苦しい状況にあり、これから中高年サラリーマンのリストラが加速しそな状況になっている。
自動車業界にしたってこの10年で大きな変化が起きる予感。安泰な大企業なんてなかなか存在しないのかな、と思います。

もはや企業は短寿命化してきているので、これからは会社に頼って生きるのではなく、自分を軸にして、稼げる仕事に就く、新たな仕事を切り開いてゆくような「生き方」に変化していくのか、2020年代の生き方なんだと思います。

今の時代は「正解」を求めて生きてはいけない時代なのかもしれない。

大企業に就職して社会に出てゆく若者。
会社に就職せずフリーランスとして自由に働く人。
YouTuber、インフルエンサー、ブロガー、好きなことを仕事にしてゆく人たち。
Uber eatsでデリバリーやスポット仕事で稼いでくらす、ギグエコノミーな人。

子育てしながら在宅勤務で働く人。
地方暮らしでゆっくり働く生き方を目指す人。
リストラされながら、新しい業種・仕事に働き方をシフトしてゆく中高年サラリーマン達。

「働き方」は人それぞれですが、今の日本経済の状況と今後のテクノロジー変化によって、2020年代は、こんな多様な生活がスタンダードになっていくのだろうと思います。

みんな先の見えない時代の中で、それぞれの人生における「答え」を見つけようと生きてゆこう、ともがき続けている人も多いのではないだろうか。

そんな「正解のない時代」には、常に将来に対する不安がつきまとうものですが、一体何を信じて、どう生きていったらいいのだろうか?

人生を「アート」として捉える

私が思うに、先が見えなくて不安な時代の中で、これからの人生を「幸せに生きる」ために必要なこと。

それは、自らの人生を「アート作品」と捉えて、自らの感性を信じながら自分の人生を切り開いていく、創り上げてゆくそんなマインドセットではないか、と思う。

「アート」には「正解」はない

自分の感性を信じて、自分が感じるままに、「自己」というものを、創造的に、人生を通して表現してゆく。
「お金」という資本主義によって作られた「論理」だけに縛られ続けるのではなく、それを超越した自己を体現するのを目指す。

元来、「アート(Art)」という言葉は、日本では明治時代に“芸術”と訳され現在に至っているが、そもそも「アート(Art)」の語源であるラテン語「アルス(ars)」そのものの意味は「自然の配置」とか「技術」「才能」。

さらに「アルス(ars)」の語源はギリシャ語の「テクネ(techne)」。

つまりテクニックのことで、人工の「技」とか「技術」という意味なのです。

そう考えると「アート」とは、一般的に「芸術」という言葉から抱くような、一部の人がもつような特殊な技能や才能ではなく、実は人間誰しもが生まれ持った「技術」「才能」であり、この「技術」「才能」を磨き続けることによって表現できる「生きる術」なのである。

近年、「現代にはアート思考が必要」と言われる所以の一つは、これもあると私は考える。

人生においても「アート思考」で、自分の中にある「自分らしさ」、「自分なりの人生の答え」を見いだしてゆくべきなのではないだろうか?

自らを創造し表現する「生き方」の美

思うに、これからの時代は、単に資本主義的な「収入」という尺度だけで、成功や失敗、勝ち負け、人生の幸福度を決めてしまうのは良くないことだと思う。

大切なことは、
・自身が自らの人生を表現できているか?
・いくつになっても、自分のやりたいことに挑戦し続けているか?
「新たな自分」を創造してゆく情熱を持ち続けられるか?

それによって「幸せな人生」を味わえているかどうか?これが一番ではないだろうか?

もちろん、幸福度を上げるためには「ある程度の収入が必要」とも言われる。「お金がすべて」だと考えてしまうときがあるかもしれない。
あるいは、人生の中で、さまざまな困難や苦労があり、思うようにいかない自分の人生に、悲観的になることもあるかもしれない。

しかしながら、かの稲盛和夫氏が著者「生き方」でも話しているように、「人間は「考え方」ひとつで不幸にも幸せにもなれる」、とても不思議な生き物なのである。

人生とは、たとえそういった困難や苦労があっても、自分自身が必死に考えて生き、常に笑顔で明るい未来を胸に抱きながら、前向きに生きる姿にこそ、「幸せな人生」があるのではないだろうか?

まさに「生き様」とは、人生における一つの「アート作品」なのではないか?と思う。

別に完成された人生でなくてもいい。未完成で終わったっていい。

自分の感性で、もがき苦しみながらも、懸命に人生をかけて創り出した「生き様」にこそ価値がある。
他の人には表現できない、オリジナルな作品。
その人なりの前向きな「生き様」に、人は必ず共感するものである。

そして、「生き様」は人の心を動かす。
自分なりの「真善美」を持って懸命に生きていれば、周りの人の共感を呼び、周りから応援されるようになる。
そして周りから支えられていると、人は繋がりを感じるようになり「幸せな気持ち」になれる。

「人生」とはそんなものではないだろうか?

「生き様」なる「アート作品」を

これからの人生には「正解」はないだろうし、成功や失敗なんて存在しない。

常に新しいことに挑戦し、成長し続ける姿勢。
一生懸命に自分のやりたいことを貫き通してゆきたいという気持ちや情熱で、自分なりに「答え」を作り出してゆく。

そんな人の精神にこそ「アート」は宿る。

自分の人生を「アート作品」のように創造できたら、こんなに素晴らしい人生はない。

ここ十年くらいの経済低迷で、「日本」という国はすっかり元気がなくなってきてしまっている、と私は感じている。

でも、日本人は元来クリエイティブな国民であるからこそ、皆が「アート」な思考で生きてゆけば、未来の日本は、また「明るい太陽」が昇ってくると信じたい。

筆者ブログ: https://www.yolocobi.jp/

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