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突然の体調不良

よさこい祭りのなかったお盆休みも終わり、久々の出勤した時のことでした。

夕方帰宅したら体じゅうが熱く、息は荒れて、喉がカラカラ
何が起こったのかは分かりませんでしたが、体にクーラーを直撃させて麦茶をがぶ飲みし、なんとか落ち着きました。

と思ったのもつかの間、次の日の夕方、まったく同じことが!
今度は熱とともに頭痛がし、体中が熱く、強烈な寒気!
何かわからないまま、ロキソニンを飲むととりあえず熱が治まり、頭痛も治まりました。

でも、また次の日も夕方に発熱!
これはおかしい
何かがおかしいと思いながらも、体中が熱い。
冷たいところを探して床に這いつくばっていると、倒れたと思われて119番されそうになりました・・・

このご時世、発熱で倒れたとなれば、もちろん誰もがコロナ感染を疑うでしょう。
でも自分ではコロナではないと自信がありました。
咳も出てないし、そもそもウィルスが夕方だけ増殖するなんてあり得ない。
これは菌やウィルスの病気じゃない・・・
ただ分かっていても証明ができない・・・

でも周りの目は発熱という時点でコロナ一色です。
保健所に電話したら、「お近くのクリニックに行ってください」
クリニックに電話したら、「保健所に電話してください」
「したっちゅうねん!」って言っても受け付けてくれない
やっと一つのクリニックで「皆さんが帰った後に診察しますので、◯◯時にきてください」との答えが!

神降臨である
今でも、その先生には感謝の想いしかない

診察してもらった結果、「コロナではなさそうだが、PCR検査を受けて確認すべき」とのこと。
大きな病院に紹介状を書いてもらい、夜中にPCR検査を受けに行った。

検査自体は唾液を容器に入れるだけ
次の日には「陰性」の結果がでた。

妻「よかったね!」

いや、よくないのである
発熱と頭痛はずっと続いている
私はこれを治したいのであって、コロナでないことは「そんなこと分かってるわ!」程度のことなのである

その後、肺のCTを撮って、やっと病院で診察を受けることが許可された。
(この時点で1週間ぐらい経過している)

でも発熱の原因は見つかりません
問診を重ね、ドクターが気づいたのは「喉の腫れ」でした。
発熱で声が出ない(かすれる)のはおかしい
咳も出てないのに喉が痛いとはどういうことだ

喉のエコー検査を受けて、甲状腺がはっきり映らないとのこと
これでドクターはほぼ確証を持ったようである
甲状腺に炎症が起きている、ロキソニンが著効を示すのはそれを抑えてるからだ!

「亜急性甲状腺炎」
これが私を苦しめた病気の正体でした。

ちょっと専門的な話になりますが、甲状腺が炎症で壊れて漏れ出てきた甲状腺ホルモン(T4)が6.96 ng/dL(通常は1.63 ng/dl以下)!
微量で体をコントロールしているホルモンが、いつもの4倍も出ていれば体はバリバリの更新状態。
つまり体は常に走っているような状態にあったのです。

ホルモンなので日中で周期的になることは当然ですし、全身で体が熱くなるのも当然のことです。

炎症を抑えるため、内服のステロイド「プレドニン」20mgを投与したところ、熱はピタリと治まりました。
1週間後には声のカスレも取れ始めましたが、まだまだ少し歩くと心臓はドキドキ、汗がダラダラ・・・
心拍数を測ると130!
そりゃしんどいわな・・・

でも薬を投与し始めて、2週間後にはドキドキも収まり始め、薬の量も15mgに減量。
その後、1週間ごとに10mg→5mgに減量しながら、体の方も軽い散歩→軽い筋トレ→小走りまで戻していきました。

T4の値も正常値に戻り、まったく出ていなかった脳からの甲状腺分泌を促すホルモンTSHも検出できるようになりました(病態時は検出限界以下で測定できず)。

最近はステロイドを減量し始めても、発熱、発汗は特になく、このまま何とか治まる方向に進んできているようです。

ただしステロイドの副作用で免疫力はダダ下がり・・・
コロナウィルスどころか他の菌による感染症にも気を付けないと、大変なことになってしまいます。

ステロイドの服用をやめても、免疫が戻るには2週間程度かかるとのことです。
今の調子だと、免疫力が戻るのは10月10日前後です

カメラマンyoloの復活は、どうやらその頃になりそうです


今回はよさこいやカメラと関係のない話でしたが、最後まで読んでいただいた方には本当に感謝です!
ありがとうございました!


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