秋深き隣は何をする人ぞ⑥

今日で終わるか不安な気持ちで書き始めています。

前回の話では大学にいた時からの流れで、自分一人でアルバムを作るまでの話を書いた。

でも実は、大学ではもう一つ長続きした音楽活動があった。


ある日、学科の友人に声をかけられた。

「この間やったゲーム(R18)がバンドものですごく良かった。だからバンドをやりたい。それもアニソンゲーソンの」

なんというかびっくりした。

最初はドラムとして手伝っていたが、メンバーチェンジやらいろいろあって最終的にギターにコンバート。
そして何故か音楽経験者ばかりが集まったものの、バックボーンがジャズやメロコアやブルースなんかの人たちが最終的に残ったため、いわゆる「アニソンバンド」的な演奏からは程遠いところに着地。
結果としてツインボーカルツインギターの謎ロックンロールアニソンバンドになったのであった。
正直、とても面白いバンドだった。

当初思ったよりもそのバンドは活発で、大学の学祭に加えて年に1〜2回のライブハウスでのライブも数年間はやっていたのだが、なんというかそれぞれの生活もあるので今は活動休止中(という扱いにしている)。
ただ、その後もしばらくはそのバンドのボーカルとライブハウスに出たりなんかはしていた。

そんな時にとあるライブで共演して、知り合ったのがいとうあいかさん。
話を聞くとオリジナル曲を増やしたいとのことだったので、「曲なら書きますよ!」とここぞとばかりに売り込みというか安請け合いというかを、勢いに乗ってしていた。

そしてその結果、この曲が生まれることとなる(とりあえずライブ動画をどうぞ)。

(この曲ができた経緯とかはまた気が向いたら…)

この曲をきっかけに、あいかさんには何曲か提供させていただいてます。

今振り返ると、あの時友人に声をかけられたからこそ、そしてアニソンバンドをやっていたからこそ、近所のタワレコで自分の曲が収録されているCDを買えるようになったということになる。
いやはやなんとも、人生というのは何が起こるかわからないものである。


終わらなかったけど、次回で完結しそうな気がします。

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