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こんばんは。新規事業イノベーターのよくたろうです。

今日は新規事業を検討する中で、推進を阻むものをお話したいと思います。

先日こんなことがありました。

新サービスの設計をする中で、現場のヒアリングからターゲットとするお客様を見直しした方がいいのではないか、というタイミングがありました。

どうしてそう思うかの根拠や、ではどう見直しするのかの案などをそろえて上司に出したところ

「そんなことはわからない。それよりも設計の進捗はどうなってるんだ?遅れてないだろうな。わかってるのか?今年度のKPIは〇〇だろ」との指摘

いやいや、そもそもターゲット見直さないとこのまま設計しても売れませんよ、と伝えても

「そんなことはどうでもいい。KPI達成のために今何をすべきか、それは進捗管理だろ。そもそも今どこまで設計進めてるべきなのか?」となり、よくたろうはこれ以上話を進めることをやめました。

新規事業では、これ以上やってもダメだ、というタイミングにしかるべき見直しが必要となってきます。

それをどう見極めるかは難しいところですが、目標の時間軸をどこに置くか、がポイントだと思います。

今回の上司のように、目標を短期的(今年度のKPI達成)にとらえてしまった場合、当然手戻りになるようなことはリスクとなります。ただし、長期的に見た場合は、見直しが必要なものはできるだけ早く対処していくことでより成功確率を上げていけます。

話はそれますが、なぜ短期的な視点になりやすいかというと、従来の事業の評価軸ややり方を新規事業でもそのまま適用してしまうからなのです。

従来の事業では3年後の目標を常に意識してサービス設計したり、営業活動することは少ないと思います。その目標は設定された前提で、手前の短期的な目標をどう達成するかを日々考えているはずです。

この短期的な目標を達成する、ことを重視してきたやり方で、新規事業は長期的な目標設定を見落としがちになるのです。

今一度、この長期的・短期的目標をどう達成していけるか、この両面の視点で新規事業の検討が進められているかチェックが必要です

本日の20字まとめ

新規事業を阻むもの~目標を短期で捉える思考~



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