仕事において、受け身の姿勢はあまり良いとはされません。

私も、基本的にはいかに相手にマウントを取るか、自分の意見を通すか、ばかりを考えながら仕事をしてきました。

なので、受け身の人を見ると、正直イライラしてしまう方です。

しかし、受け身もビジネスにおいては必要なのではとの気づきがありましたのでシェアいたします。


1年前半前に異動してきました今の部署でも、自分の価値を出すため、
よりよいものをお客様にとどけ、会社としてもよくなるようにいろんな提案をしてきました。

その中で、ある案件を人から引き継ぐことになりました。

引継ぎも積極的に行い、打ち合わせもリードして、議事録も展開し、
関係者を巻き込んで進めていましたが、
部長から、

お前は案件をブラックボックス化している。何もしてない。このままでは案件取れない。責任とれるのか?

とのお叱りを受けました。

議事送ってるし、意見聞いても何も言わないのそっちだろ、と思いながらも,部長のガス抜きの会を開催しました。
そのあと、特に緊急性もなかったので、ひとまずほったらかしにしてみました。

すると、部長から
この件はこう進めた方がいいかな?打合せする?との好反応。

その後も、進捗を報告していても、少し経つと、
「なんでこうやっている?お前は何もわかってない。このままではできない。責任とれるのか」との発言につながることがわかりました。

ここで気づいたこと

ある程度やったら、受け身で待つ

これを「戦略的受け身姿勢」と名付けました。

理解が遅い人や、そもそもの考えが理解できていない人にとっては、
積極的に案件を推進されたり、そのうえで判断を求められるのは苦痛でしかありません。
その苦痛は、やがて、求めてくるこちらへの怒りにつながります。


部長の「責任とれるのか」発言は、そろそろ部長自身に何かが降ってくるな、と思ったときに、状況をちゃんと理解できていないことに気づき、理解させていないこちらに怒りを見せていただけなのです。

彼らにある程度のインプットを与えたら、それを咀嚼したり、彼らなりに納得する時間を与える。その間は自分は別のことをして、彼らが追い付いてきたら、また積極姿勢を取る。

この姿勢の使い分けが仕事においてストレスをためず、ある程度主張を通すやり方であるときづきました。

まだ、ちゃんとは自分でも使いこなせていませんが、使い分けて幸せな仕事時間を過ごしたいと思ってます。

ちなみに、これをコミュニケーションの問題として、部長へもっと頻度よく会話の機会をもつとかの解決策もあるかもしれませんが(おそらく部長はそっちのタイプ)、インプットを必要以上にあげてもお互いに消化不良を起こすだけで時間の無駄という前提にしてます。

ストレスになることはできるだけ避け、うまく進める方法をこれからも迷走しながら探っていきます。

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