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こんにちは。新事業イノベーターのよくたろうです。

昨日、ある新事業の今後の検討の方向性を幹部Aに上申しました。

すると、「これは難易度が高い。もっとすぐに効果がでて、やれそうなのがしたい」と言い出しました。

しかし、当初、幹部Aと幹部Aの上司である幹部Bと一緒に決めた目的は「新事業の中でも多角化領域を攻めたい」でした。

そこで、よくたろうは「Aさんの上司のBさんからは、難易度の高いものに挑戦して、その挑戦する過程で修正していくように、との指摘でしたので、それに対してリーズナブルなやり方を考えましたが」とお伝えしたところ

「言いたいことはわかったけど、幹部Bが言ったこと、俺は納得してない」

と言い出しました。。。

その後の議論しましたが、方向性は埋まらず、一旦打ち合わせは終了となりました。

よくたろうとしては、これは方向性を幹部A,Bと合意しない限り今後の検討が無駄になる可能性が高い為、一緒に新事業を検討している課長Aへ幹部A,Bをどう合意させるかを相談しました。

すると

「昨日の打ち合わせで、こんな案件どう?って言われたやつの検討はじめてるよ。とにかくやればいいんじゃない?」との返事が返ってきたのです。。

おいおい。それ、例えばで出しただけだし、たぶんそれだと幹部Bは納得しないし。。話によっては無駄になりますよ。。。。と

更に返ってきた言葉は

「うーん。でも僕には直接は関係ないし。それは幹部同士の話でしょ。まずは自分のやることやればいいんじゃないかなぁ」

なぜ、無駄になるとわかっているのに、タスクを進めたがるのでしょうか

その人自身の目的が、タスクを終わらせること、になっているからです。

目的を考え直したり、そこから逆算してタスクを考えられない人は案外多く、そういう人は思い付きでタスクを設定して、それをひたすら頑張る傾向があります。

周りから見ると、あの人いつも忙しそうだけど、なにしてるんだろう。。となり、また成果も出にくいものです。

また、こんな場合もあります。

新事業の企画書を作成するときに、ある人が「できましたー」と持ってきました。

内容はボロボロだったので、差し戻しをしたのですが、

「何すればいいですか?」との質問

「目的があいまいなので、もう少しこういう観点で考えてください」というと

「具体的にどこをどんな風に修正したらいいか教えてください」と

思考停止ですね。

タスクにまで落としてもらわないとできない、状態に陥っています。

タスクに落とそうと思うと、目的から逆算して、自分なりの答えを設定しなければタスクになりません。

この自分なりの答えを探す、という活動が抜けているケースです。

日本のビジネスパーソンはタスクまで落ちたら非常に優秀です。納期を守るように頑張ってくれます。ただ、タスクになったものはITで代替されていく時代ですから、次は、自分で目的に合ったタスクを設定するクセを徐々につけていきたいものです

本日の20字まとめ

良い課題設定がなんやかんやで一番難しい


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