見出し画像

不機嫌は伝染する

不機嫌は伝染する。

例えば現場に作業員が私を含めて7人いたとして

1人が不機嫌になり、道具を乱暴に扱い、大きな音を立てながら仕事をすれば

他の1人は上手く機嫌を取るように努めるだろうが、他の3人は負けじと不機嫌になるだろう。

私は、無言、無表情を貫くようにしている。

私が不機嫌に見えるのであれば常に不機嫌だし、上機嫌に見えるのであれば常に上機嫌だ。

「どうしたの?」と聞かれれば
「なんでもないよ」と答える。

休みの日。

私には、休みなど必要ないのだが

やることとしては、人気の少ない深夜から早朝にかけ、自宅の隣にある公園で、野良猫や鳩を網で捕獲し、1匹、1羽捕まえる度に自宅へ持ち帰る。

これを繰り返し、大体捕獲できるのは

猫なら3〜5匹。鳩なら0〜2羽程度だ。

私は、各々の胴体を縄で縛り、身動きを取れない状態にし、各々の口へ、ウィスキーを少しずつ流し込む。

どれくらいの量で、どのような変化が起こるか、息絶えるまで、ゆっくり流し込み、それを昼過ぎまでまじまじと観察する。

これを人間にやるとどうなるだろうと、観察しながらいつも思う。

男だろうと女だろうと、若者だろうと老人だろうと関係ない。試してみたい。表向きの理由としては、差別が嫌いだから。

不機嫌は伝染する。

私を含めて7人いたはずの作業員。1人はどこへ行ったのか、君はわかるかい?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?