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秋葉原に初ご帰宅したらご主人様だった件について

初ウメブラ終わって泊めてくれたロボ使いのみんなとも解散、僕だけ祝日の月曜まで東京に残るのでどこ観光しようかな〜と思い前日にTwitterで募集した。
募集した結果、水族館、スカイツリー、浅草、etc...。
どれも確かに魅力的ではあるが、お決まりというか普遍的というか、少し物足りない、何か気分違っていたその時だ。

そうそう、こういう刺激的なものを求めてたのよ。この人、数少ない女子のリア友なんだけどおすすめのメイドカフェのリンクまでくれて本当に感謝や、需要わかってらっしゃる。
とりあえず僕は何も考えずに秋葉原のおススメされたメイドカフェに行くことにした。どうやら秋葉原のあっとふぉーむカフェが良いらしい。
Google mapでちょいちょいのちょいでたどり着いたその先は、、、

あっとふぉーむカフェ 秋葉原本店 3F

おお、、圧あるな、、、
どうやら入って階段を登った先にお目当ての場所はあるみたいなので登っていくと既にそこそこの列が。流れるまま俺は並んでいるとボーイがやってきてメニューとメイドとの約束事を書いた表を渡してくれた。約束事は言われなくても考えれば誰でもわかることばかりで、それでも書かなきゃいけないのはそういうことなんだろうなと思いながらメニュー表を眺めていた。待ってる間も外からメイドさんの姿は何回か見えてどうなるんだろうかと楽しみと不安を半分半分の気持ちでいた。

そして列も終わりとうとう僕の番へ、、、
早速メイドさんに招待されて中に入って行くと、、、


「お帰りなさいませ!!ご主人様ぁ〜!!!」

!!!???

なんと全メイドさんがこっちに向かって挨拶してくれるではないか!!!
まぁまぁ、この程度では僕はと、と、取り乱しな、なんかはしないんだけど、、、。
そして席に案内されて、1人のメイドさんが自己紹介、「森の妖精から来たことりです!」と言われて、な、なるほど、そういう設定なのかと冷静に分析して心を落ち着かせる。
僕は初めての来店なので最初に認定証なるものを作ることに。初めてなのにメイドさんから「お久しぶりにお帰りなさい!!」と言われてなるほどそういう設定ねと無理やり理解する。


ここでことりメイドさんがどこから何しに来たの?やお名前はなんて呼ばれてほしい?と聞かれて僕は、秋田からゲームの大会のために来たこと、そこで使ってる名前取ってよこしゃって呼んで欲しいと伝えた、正直この時点でメイドさんと話して脳みそが動いてんのか止まってんのかよくわかってない状態だった。
そこですかさずメイドさん、「もしかしてプロだったりするんですか!?」
ここでよこしゃーぷ、少しイキってしまい「は、半分ぐらいそうですね〜」と体が勝手に言ってしまう。バカ!!バカバカバカ!!!
お前はプロじゃないだろ!!確かに支援して貰って東京来てるけど正確には違うだろ!!!と心の中で自分自身責め立てて、俺キモいわ、、、。って勝手に少し落ち込んだところにメイドさん、「凄い!かっこいいですね!!!」と褒めてくれて、あ、もう、好き。頭の中ではそういう仕事ってわかってる、わかってるはずだけどそれすら俺は一回考えることを辞めた、ことりメイドさんかわぇぇなぁ。その後は楽しく雑談した後に、メニューの詳しい説明をして貰った。
少し悩んだ後僕はフードセットで、みっくちゅじゅーすとぴよぴよオムライスを選択。メイドさんから妖精さんがお料理作るから待っててねと伝えられて一度1人の時間へ。

この時にはもうメイドの設定とか妖精とかどうでもよくなっていた。店行く前になんで女友達がメイドカフェについて詳しいんだよとか思ってたけど関係ないわ、メイドさん可愛いし話せるし脳みそ壊してくるもん。メイドさんの前では老若男女無力と化す、疑って悪かった。

そんなこと考えていたら今度は別のメイドさんがドリンクを持ってきてくれた。
しかも魔法の言葉までかけてから入れてくれるらしい。
ふむ、どういう魔法か、見ものだな。そう思っていた時、「ではご主人様も一緒に魔法の言葉おかけしまょうね!」
僕「ふぁあ僕もぉ!?」
多分世界一情けない声出てた、魔法は眺めるものだと思っていたんや、、、
話を聞くと、一緒にハートを作って「萌え!萌え!きゅん!」とメイドが言うので言葉を復唱してほしいとのこと。よこしゃーぷ、ここで甘えては漢が廃る!

メイド「萌え萌えきゅん!」

僕「萌え萌えきゅん!」

メイド「にゃんにゃんきゅん!」

僕「???!!!にゃんにゃんきゅん!」

(おい!こんなの聞いてないぞ!!まさかの追加ワード!?)

メイド「おいしくなぁーれ!」

僕「おいしくなぁーれ!」

ふぅー!!!!
一緒に美味しくした達成感!!!サイコー!!!どんな状況でも対応しないとスマブラ強くなれないからね。

しかも妖精さんの気分によってドリンクの色は変わるらしい、何色だと思いますか?と聞かれたのでバカよこしゃーぷは何も考えず好きな色紫と答えてしまう。

ばかばかばかばか!!ドリンクに紫とか滅多にないだろ!!!これで全然違う色でたら対応困らせるだろ!!!

注がれて出てきた色は黄緑だった。

あぁ、これどうやって対応するんだろうか、悪いことしたかなぁ、まぁ黄緑は予想できんわとか思っていた時だ。

メイドさん「よこしゃ様のパーカーの色と同じですね!!!妖精さんが見ててくれたのかな?」

ぽーーーーーー!!!!!!!
おいおいおい完璧な対応すぎるだろ!!!!!
あ、もう、ダメ、好き。妖精さんも見てくれてありがとう、好き。
ちなみにその後僕はアホなので、好きな色のストロー選んでねとしか言われてないのに自分でストロー取って付けようとしたらメイドさんが私がやりますよ!って止めてくれた。地味やらかし、そういう店なんだから察しなさい。
そしてメイドさん、今度は一緒に写真を撮るメイドさんを選んでほしいとメイドさんの写真が載ったメニューを渡してくれた。
いわゆるチェキというやつですね。
フードセットでメイドさんと写真取れるのは1人までなので別のメイドさんと撮りたい場合は追加料金を払うらしい。
ふむふむふむ、せっかくだし1枚で満足できるのか?否、もう1枚、行け!!!!!
僕はお世話になったことりメイドさんと、ボカロが好きって書いてあった金髪メイドおとぎさんを選んだ。おどきさんメイドを選んだ理由はそれだけで実際に容姿見てなかったけど共通の趣味だったからGO。
チェキはちょうどいいタイミングで呼ばれるらしい。

チェキメニューも選び終わりドリンク飲みながら少し待っていると今度はメインディシュ、ぴよぴよオムライスが運ばれてきた。

今回運んできてくれたのはなんとおとぎさんメイドだった、そしてメイドさんが伝票を見た後、「私と写真撮ってくれるの!?嬉しい!!」と言ってくれた。

ぽーーーーー!!!!!!!!!

既に脳が働いてないよこしゃーぷさん、もうメイドさんに何言われても従ってしまいそうなダメ男の完成ですこーれ。
ボカロの話になったので俺はDECO✳︎27が好きと伝えてメイドさんはNemuさんとカラスヤサボウさんが好きだのこと。Nemuさんはわかるけどカラスヤサボウさんは知らんかったのでちゃんと勉強しておこう。

そしてオムライスにはお決まりのケチャップで何を書いてほしいと聞かれたので、「よこしゃ」の名前とおススメのマークを描いてほしいと頼んだ。僕はカスだ、心の中で定番お決まりのハートマークを頼みたかった、ただ、ハートマークを頼むのがここで恥ずかしくなったから俺は相手に察してほしいと委ねてしまった。「何がいい?」って聞かれて「何でもいいよ」と答えて相手を困らせてしまうやつと同じだ、情けないと思っていた時だった。

メイドさん「それならうさぎ年だからうさぎさん描いてあげるね!!!」

好き。死ぬほど好き。好き。
もう完璧なダブルマークナルやん。無敵やん。俺の失敗全部受け入れて治して返してくれるやん。もう何も考えなくていいか。ばぶー。

そんなこと考えていたらいつの間にかお絵描きケチャップが終わっていた。
このままいただきますかなと思っていたら最後に萌えのポーズをして「う〜〜〜〜萌え!!!!」って一緒に料理向かって魔法の言葉をやって欲しいと言われた。よこしゃーぷは学ぶ男、二度目なので動じることなく同意。

僕&メイドさん「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜萌えーーー!!」

萌えちゃったね、オムライス。

その後一旦1人でいただきます、ドリンクもオムライスもシンプルに美味い、やっぱ魔法のスパイスはサイコーやな、うんめぇ〜と思っていたその時だった。

緊急事態が発生した。

僕は幼稚園の頃トマトを食って不味くてゲロ吐いた以降、一度もトマトを口にしていない。本気のトラウマ。
こいつだけは毒薬の味がしていつも人にあげたり最悪残していた。しかし今回は1人でのメイドカフェ、人にあげるわけにもいかないし、魔法かけて貰ったのに残すわけにもいかない。
答えはたった1つだけ。

漢だろ!よこしゃ!!食え!!!!

パク...

あれ、意外と食べ、れ、、る???


うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお14年間のトラウマに勝ったぞおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

美味しい、好きな味とは言えないけどまぁ食べれるよね程度の味ってことに気づくことができた、本当にありがとうメイドカフェ。魔法の言葉が真実を教えてくれた。

半分ぐらい食べ終わった後におとぎメイドさんから写真撮影のお呼びかけが、僕は一度食べるのを中断してチェキを撮ることに。
チェキを撮る前に僕はおとぎメイドさんにトラウマだったトマトを食べれたことの感謝を伝えた。残すわけにはいかなかったんだと。

これ振り返ってみたら相当きもいな、、、。
と思うけど当時の俺はメイドさんに脳が破壊されていたこと、トマトを食えた感動でまともな判断ができなかったんだ、許して欲しい。

とりあえず食べたこと伝えたら「凄い!!!ここで克服できたんだね!!!!」
はーもう自己肯定感爆上げ、もうなんでも克服してやるよ。
トマトでもルイージでもなんでもかかってこいや。

そしてチェキタイム、ハートと萌えとにゃんのポーズ好きなの選んでのことだったので僕は無難にハートポーズを選んだ。理性ぶっとんでいたので一度ロボットの下強のポーズをやらせようと考えたが、ちゃんと踏みとどまった。
萌え!萌え!キュン!のタイミングで写真を撮るから目を見開いて笑って欲しいとのこと。

「萌え!萌え!キュン!」

カシャ...

おい、よこしゃーぷテメェ緊張して笑ってねぇじゃねぇか。
心の中ではちゃんと笑ったつもりやったのに、、、。まぁ細かいことは考えなくてOK!!!
よこしゃご主人さま〜www
一応調べたけど商業利用や悪用しなきゃsnsにあげてもokぽい、なんかあったらすぐ消す。メイドさんのこと一番やからね。

ここで一度席に戻り、もう一度残ったオムライスを食べ、ことりメイドさんを待つことに。
8割ぐらい食べた頃にことりメイドさんからお呼び出しが、今度はハートと萌えとニコちゃんポーズ?からの選択だったのでニコちゃんポーズを選択。
写真を撮る時にことりメイドさんと高さを合わせて欲しいとのこと、どうやらことりさんは148cmらしく176cmの僕と上手く組めないので屈んで欲しいと、ことりメイドさんは「座ってた時は可愛い顔だと思ってたんですけど立ってみると身長お高いんですね!!凄い!!」と褒めてくれた。

思い返せば俺の人生、学歴も中途半端、スポーツも得意じゃない、スマブラも部活も上が沢山いるし、親にはあんまり褒められることなく、なんならお前はやらかすから自信持つなと教えこまれ、妹にはチンパンジー扱いされ、他の女子にこんなに優しくしてもらったことなどあるわけもなく、、、。この時何か脳みそが全て壊れた音したよね。仕事でもいいからほんまにこんなに褒められて認めてくれて嬉しいことあるんやなって。正直最初はこういうとこハマる人のことわかんなかったけど、こーれ下手したら中毒なるわ。やばい。

そんなこと考えながら

「萌え!萌え!キュン!」

カシャ...

感動をありがとう、メイドカフェ。
多分この日の為に俺は生きてた。

オムライスを食べ終わり、お支払い(お家賃支払い)をすることに。ここが自分の家という設定なのね、最初のおかえりなさいが全て繋がったよ。お支払い金額はフードセット+追加チェキで4000円弱。でもこの感動なら安いぐらいやなって思っちゃった。前までの自分なら4000円あるならラーメン4回いくわって言う人間だったのに。人生何あるかわからんもんだね。

会計を済ませて外に出る時、メイドさん達が「いってらしゃいませ〜!!」
と送り出してくれた。またついでのスマブラ大型大会の時に帰ってくるよ。

死ぬほど楽しかったんですけど中毒バケモノにならないようには気をつけたいと思ってるんで程々にまた行きます。

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