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カイコの観察〜第1週〜

 知り合いがカイコを育てていることを知る。それをきっかけにカイコのことを調べてみた。書かれていることに目を通し、知り合いが見せるカイコの画像を見ていて、カイコの成長とその一生を観察してみたいと思った。それで、知り合いからカイコの卵を譲ってもらう。

カイコの孵化

7月8日(産卵後10日目)

 写真の右上に書かれているように、6月28日から29日の間に産卵された卵がかえった。卵の色は淡い黄色だったが、孵化(ふか)後は白色に変わっていた。写真のような2㎜程度の大きさの幼虫が、卵を入れていた箱の底面と側面でウロウロと歩き回り、被せていた蓋からも飛び出していた。
 正直に言うと、卵が孵化する準備をしっかりと行ってなく、卵の入った箱に適当に蓋を被せ、部屋の涼しい場所に置いていただけだった。その日帰宅すると、箱の周りを黒いものがウヨウヨ動くまわっていることに気づいた。初めは、蟻が集っていると思ったが、カイコの赤ちゃんたちであった。もし、孵化したカイコが黒色であることを知らなかったら、驚きと同時に、何も確認せず箱ごと外に捨てていたと思う。運よくカイコだと気づくと同時に箱周辺、部屋全体を見回した。どこにもカイコは歩き回っていなかった。カイコは、複数が一箇所に集まる習性がある(集まる習性を持つものが人に選ばれた)と何かに書かれていたが、まさにその習性を見させてもらったのかなと感じ、部屋中に拡散していなかったことに安心した。


カイコの体の成長

7月9日


7月13日


7月16日

体の大きさ(長さ)が、
  2㎜(7月9日) → 6㎜(7月13日) → 12㎜(7月16日)
1週間で体が6倍になっている。正確に測っていないので、かなりいい加減だが、成長が早いと言うことはわかった。ちなみに写真に写っている白いものは米粒である。

体の色が、
  黒色 →  茶色 →   茶色に白色がかぶさった色

体の模様が、
  (近づいて見ると)焦茶色と茶色の横線模様               →  横線模様の幅が縦に広がる                       → 顔の部分や体の黒丸がはっきりとしてくる

 初めは、黒い粒が葉にくっ付いているという認識でカイコを見ていたが、日に日に、体を前後に伸縮させながら移動する姿がはっきりと見えてきた。そして、葉を勢いよくムシャムシャと食べていく顔がはっきりとし、体に白っぽいものが浮き出てきた。
 今回は脱皮を確認することはできなかった。調べてみると、これまでに2回脱皮をしたようである。見た目のカイコの体の変化から、2回の脱皮も納得ができる。

食後の芸術作品

7月10日
7月14日
7月16日

 カイコが食した後の、”葉”である。初めの頃は小さくポツポツと穴を開けるような食べ方だったが、次第に葉の葉脈以外を上品に頂くような食べ方になる。今朝には、葉脈以外をたらふく食いあげるような勢いでモシャモシャと食い進み、終いには、葉の姿が見えなくなってしまった。
 その様子を観察していると、全く手をつけられていない葉があることに気が付く。(7月16日:右)毎日、そのような葉が見られる。不思議である。


桑の葉

 カイコの観察を続けていきたいが、そのための桑の葉の準備に苦労しそうである。近所を散歩しながら、桑の茂みが見つかれば幸いである。
 ただ、今このブログを書いている間にも、カイコの体が大きくなっているような気がするのだが、気のせいだろうか?では、また続きは後ほどに。

7月16日


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