全国通訳案内士試験(フランス語)「緊張しい」の二次対策
試験時間わずか10分。
「緊張しい」に圧倒的不利な環境
2021年度全国通訳案内士(フランス語)に2度目のチャレンジで合格しました。
私は極度の「緊張しい」。中学生の頃の合唱コンクールは最悪の思い出です。ピアノの伴奏を自分で買って出たにもかかわらず、本番でサビの部分をど忘れして、クラス全員にサビをアカペラで歌わせるという大失敗をしました。(しかも3度)
通訳案内士の試験時間はわずか10分。緊張がほぐれたら終了です。「緊張しい」には圧倒的ハンデです。
前科アリの自分に過剰な期待はできません。今回も何か1つやらかすことは十分考えられます。そこで、緊張のあまり自分がどこか1つはミスる前提で対策を立てることにしました。案の定、1つやらかしました。100%実力発揮というわけにはいきませんでした。それでも緊張する前提の対策が功を奏し、無事に合格できました。これから受験しようという方の中には、おそらく私のような「極度の緊張しい」の方もいらっしゃることと思います。そんな方に私の対策が役立てばと思い、noteに共有することにしました。
「緊張しい」にありがちなミスから考える
二次対策としてまず最初に、ガチガチに固まった私がいかにもやらかしそうなミスを洗い出しました。さらにそれらを致命的なものとそうでもないものに分類しました。致命的なミスへの対策としては、そうならないための訓練を、もう一方はミスる前提で対策を立てました。ざっくりまとめると以下のようになりました。
<絶対に避けたいミス>
プレゼンテーマの選択を間違える
テーマに付随する質疑応答で想定外の質問に慌てる
通訳問題でリテンションできず、大事な要素をすっ飛ばす。または聴き間違える。
その対策:
プレゼンテーマの選択対策:プレゼン練習は、3つの選択肢から1つ選ぶ訓練から
テーマに付随する質問内容も予測して選択する訓練を
通訳練習はリテンションとメモ取り訓練から
<いかにもやらかしそうなミス>
テーマ選択に迷ってプレゼン内容の準備時間不足
その対策:
準備時間ゼロで話す訓練を
それぞれの対策について、どんな教材を用い、どんな方法で訓練を行ったか、次回以降詳しくお話していきたいと思います。その他、プレゼン内容の構成で気を配った点、また合格後の新人研修で知った「通訳ガイドとして期待されること」のなかから、受験前に知っておくと役立ちそうなポイントについても、共有していきたいと思っています。
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