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映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』

2012年地球サミットのスピーチで脚光を浴びたウルグアイの元大統領のドキュメンタリー。

郊外の普通の家に住んでるし、農業してるし、やっぱり親しみの持てる大統領だった。
でも庶民的な生活実践の背景には確固たる理念がある。
そしてその理念を実現するまでには、12年の収監を含む計り知れない苦役がある。だからこそ朗らかさの裏に、気骨を感じた。

実際、来日時の講演(@外大!)の映像では、口調こそ柔らかくとも、わりと日本にキレてると思った。投票率の低さを指摘してたけど、紙切れ1枚分の努力すらせずに盲目的に資本主義社会に乗っかってるのは無責任に思われても仕方ないよなぁ。

ただ仮に日本で投票率が上がっても、きっと足りないモノを求めて消費し続ける資本主義社会は変わらないんだろうな。北米から新自由主義が暴力的に流れ込んでも、「今ここにある人生」を尊重できる。そんなラテンアメリカの強かさのルーツはどこにあるんだろう。

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