映画『野のなななのか』
大林宜彦監督の戦争三部作、これにてコンプリート。
3本とも鳥肌立ちっぱなしだったな。非戦への思いが凄まじい熱量で画面から叩きつけられる感覚。
三部作で特に印象深かったのは、戦時下で失われた青春を描いた『花筐』。一方で今作は、その青春に閉じ込められたまま生き延びた老人の「現在」が軸になっている。だからこそ、現代を生きる1人として、より「重いバトンを渡された」感が強かった。
人に映画を勧めることは基本しないけど、この三部作は見ないといけないと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?