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コロナの先にある世界

コロナさんがわたしたちの生活に入り込んでどれくらい経つのか。

今週は緊急事態宣言が出されて初めての土日だった。

世の中に疎い私にも、なぜ自粛しなければならないか、何を自粛しなければならないか、だんだんと意味が付き始めた。

幸いそれほどアクティブな暮らし方は普段からしていない。

医療従事者の方や行政に携わってくださっている方々に感謝しながら、家から出ないという貢献をしたいと思う。


いま、リーダーとして思うこと

日常の地続きのいま、じゃなくて、目まぐるしい環境変化が日々日々起こっているいま。

みんなはどんなことを感じ・考えているのか、わたしはどうか、話したくて「いま、リーダーとして思うこと」という対話会を、パートナーのジョージとともにひらいた。

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(スピーカーの中村お三方、ありがとうございました!)


3人のスピーカーを含む20人くらいの対話会。

印象的だったのは、(当たり前だけど)ひとりひとりの「いま」は全然違うということ。

コロナによる打撃のある事業の人もいればむしろ追い風って人もいるし、リモートワーク初めて挑戦してるって人もいれば当たり前だよって人もいるし、一人暮らしの人もいれば家族とともに暮らしてるって人もいる。

全然違ういまをみんなが生きていて、それぞれに困っていることがあったり不安なことがあったりする。

余白が欲しい人もいれば、余白がありすぎて寂しいって人もいる。


だけど、コロナによる激変を受け止めながら過ごしていることは同じで。

不謹慎かもしれないのだけど、生きている中でそうそう何度も感じられないであろう時代的な仲間感がそこにあった。


いま、わたしたちは

「人生で大切なものはなにか」

「仕事は、仲間は、家族はあなたにとってどんな意味があるのか」

「それらを守るためにあなたはどう生きるのか」

と問いかけられているんだなと思った。


コロナの先にある世界

3密の制約を受けて、制限を受けはじめた仕事をしている方が、「わたしって仕事が好きだったんだとわかった」と話してくれた。

リモートで離れて働いていて、「困っているのに声を挙げられていない同僚がいるんじゃないか気になる」という話をしてくれた。

会社なんていらないって感じていたけど、仲間に会えなくて「寂しいー!!」って思った、という話も聞いた。

感じてから、考える、ってことを大切にしたいって言葉がすごく共感されて受け止められていた。


そんな話を聞いていて、だんだんとわたしの頭の中で、コロナの先にある世界がすごく鮮やかに色がつき始めた。


仕事が楽しいと感じられる世界。

喧々諤々何かを生み出す議論そのものに喜びを感じられる世界。

誰かの痛みや弱さをすくいあげられる優しい関係に溢れた世界。

便利になるだけじゃなく根源的な人間の不が解消されている世界。

人を公私に分けないで丸ごと大切にしあえる世界。

みんなが善い意思にもとづきリーダーシップを発揮する世界。

未来はあかるいな、この人たちと同じ時代を生きられて幸せだなと思える世界。


afterコロナとかwithコロナとか言われる世界を全く想像できなかったわたしが、はじめて「これはいけそう」って思う体験だった。

コロナが終わったら、もとに戻るんじゃなくて、もっとあかるい世界が待っている。

コロナがあったから、こんな風になってこれたねって振り返ることのできる出来事にしたい。


まずは、「いまどんなこと考えてる?」って、もっと多くの人と話してみたい。












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