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桜花賞のレースレベルからオークスの好走馬を探ろうというお話 Part2

前回のお話はコチラ

前回のあらすじは

1着~3着馬が出したRAPの平均値を
 レースレベルと捉えて考える

他年と比較すると今年の桜花賞の
 レースレベルは低い

③過去10年だと2013年と2015年に近い値

④じゃあ、その年のオークスの結果を
 紐解けば今年のオークス好走馬を
 見つけられるのでは?

ということでした。

今回は2013年と2015年のオークスを分析します。

と、その前に…
前回、桜花賞のレースレベルは年によってバラツキがあるよ。ということを述べました。「じゃあ、オークスはどうなの?」という疑問が。

アンサー、オークスは毎年同じぐらいのレースレベルになっています。

毎年、62pt±2ぐらいの範囲に収まります。
「なんで?」ていう話なのですが、恐らくこの時期の牝馬にとって2400mという距離がベストパフォーマンスを発揮できる舞台じゃないからだと。

長くても2000mまでの経験値で2400mの距離に挑むので、騎手も慎重に競馬をするでしょうから(道中は折り合い重視→直線で末脚爆発みたいな競馬)、この辺りの数値に落ち着くのでしょう。
*オークスまでに2400mのレースって経験できるんでしたっけ…?

では本題。
というか共通項の結果を。

こんな馬を狙え!


桜花賞のレースレベルが低い年に狙う オークス好走馬

一旦整理を。
2013年・2015年の1~3着馬における条件①~③について検証します。


2013年

1着 メイショウマンボ

メイショウマンボの競走成績
メイショウマンボの血統

・前走・桜花賞で10着。RAPは55pt
・父方の祖父はサンデーサイレンス

2着 エバーブロッサム

エバーブロッサムの競走成績
エバーブロッサムの血統

・前走・フローラS(2000m)で2着。RAPは55pt
・父方の祖父はサンデーサイレンス


3着 デニムアンドルビー

デニムアンドルビーの競走成績
デニムアンドルビーの血統

・前走・フローラS(2000m)で1着。RAPは56pt
・父方の祖父はサンデーサイレンス


2015年

1着 ミッキークイーン

ミッキークイーンの競走成績
ミッキークイーンの血統

・前走・忘れな草賞(2000m)で1着。RAPは59pt
・父方の祖父はサンデーサイレンス


2着 ルージュバック

ルージュバックの競走成績
ルージュバックの血統

・前走・桜花賞で9着。RAPは56pt
・父方の祖父はサンデーサイレンス


3着 クルミナル

クルミナルの競走成績
クルミナルの血統

・前走・桜花賞で2着。RAPは58pt
・父方の祖父はサンデーサイレンス


如何だったでしょう…
③「父方の祖父がサンデーサイレンス」については「いや、ディープ産駒の無双時代だからね!」というツッコミもあるかと思いますが、他年度の結果を見てもこういう事象って超レアですし、それが2013年と2015年で起きているのは事実なので、重く受け止めたい(というか、これ以上深堀りするのが面倒臭い。額面通り受け取る)

ただ、2代前が「サンデーサイレンス」という馬も現3歳世代ではもう少なく、今年の出走馬でこれを当てはめるのは難しいので、ここを「ディープインパクト」に改変して好走馬を探りたいと思います…

いや、言いたいことは分かります。
じゃあ、メイショウマンボの父・スズカマンボとルージュバックの父・マンカフェはどうすんのよ?でしょ。
仰る通りでは御座いますが、サンデーサイレンスの正統継承者(馬)と言えば誰?ディープインパクトですやん。逝去して3年が経とうとしている2022年5月現在も種牡馬リーディング1位ですよ。ディープすげぇ!ディープかっけぇ!

2022年5月 種牡馬リーディング

非常に強引な論法では御座いますが、誠に勝手ながら条件③の「父方の祖父がサンデーサイレンス」を「父方の祖父がディープインパクト」に変更して2022年のオークス好走馬を探したいと思います!

次回、好走馬をピックアップ!!
ではまた明日👋


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