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セルフライナーノーツ -涙があふれそう編-

お久しぶりです。横山です。
3月半ばに約半年ぶりのライブがあって、そこからKOTORIホールでの自主企画"Standing Ovation"やスペシャ列伝ツアー、cinema staff主催のイベント"OOPARTS 2021"などデカいイベントやらで結構バタバタしちゃったのでサボりまくってしまいました。あとモンスター狩り狂ってました。

KOTORI的にはいろいろと重要な発表があって、2021.5.12に3rd Full Album"We Are The Future"をリリース、6.19に東武動物公園で"TORI ROCK FESTIVAL2021"を開催することが決まりました。
実はそのリリースに合わせて新譜のライナーノーツを書く為に、その前段階としてこのセルフライナーノーツを書こうとも思ってたんですが気づいたら全然時間なくてヤバいです。頑張ります。O型ってほんとこういうとこありますよね。夏休みの宿題をギリギリまでやってないのはほぼO型の人です。
これまでは余談が多すぎたので要点を抑えつつさらっとやっていこうと思います。

M2.涙があふれそう

この曲は僕がワンコーラスだけデモを作ってスタジオで広げてできました。
デモ段階ではキメを入れまくっていたんですがダサすぎたので却下になりました。今デモを聴き返すとダサすぎて恥ずかしくなるレベルです。
この曲の構成はざっと
「サビ→サビ→Aメロ→サビ→ギターソロ→落ちサビ→サビ→アウトロ」
というサビ押しまくりの完全なパワープレイ曲です。同じメロ同じ歌詞を頭で2回繰り返すということ自体が僕ら的には可笑しくて、最初は笑いながらやってました。逆に面白がってずっと繰り返そうぜ!ともなったんですが、流石に大人なのでやめました。

この曲自体、僕の幼馴染(花嫁)が結婚するというのでその為に作ったのですが、結婚ソングといえば「家族になろうよ」だったり「糸」だったり結構しんみり系が多いイメージだったので、めちゃくちゃ明るくて泣ける曲をコンセプトに作りました。結婚ソングで2ビートってなかなかないと思うのでこれは発明と言っても過言ではないです。

僕的にはかなり最高なコード進行で

(ハーフダウンチューニング)
サビ:G→Am7→Bm7→B7→Em→Bm7→Am7→D→G
Aメロ:G→B7→Em→C→Bm7→Am7→D

こんな感じなんですけど、特にサビはルート音が1音づつ上がっていってるところにBm7→B7が入ることでグッとくるようになってます。
音楽理論的に説明したいんですが絶賛勉強中なので”グッとくる・ヤバい・最高・パーフェクト”で説明していきます。
サビではじわじわとB7に向かっているのに対して、AメロではG→B7といきなりB7にいきます。これは名曲に結構多い進行で哀愁を感じます。
例えば、Oasisの"Stand By Me"やエレカシの"今宵の月のように"では曲入り1発目から使われてます。個人的にはこの進行があるだけでおお!ってなります。パーフェクトコード進行です。


歌詞に関しては前述した通り、幼馴染(花嫁)の結婚に向けた曲なのでその子の結婚式での姿を想像して考えました。僕は小さい頃すごく泣き虫で、泣いてる姿を見られるのが恥ずかしいので人前では絶対に泣いてはいけないと思って生きてきました。(歌詞にも素直に涙が出るのが怖いと書いてるぐらい)
でも結婚式での涙は誰かのために流れているような気がして、例えば、結婚する相手や両親、支えてくれた人たちとの思い出やその人たちへの思いがあふれだして涙になるんじゃないかと思いました。
そう考えると、誰かのために涙を流す人はすごく優しいなと思いサビの歌詞ができました。

涙が出るのは君が優しいから
涙があふれそう

そして”誰か”が”自分”になったら誰にでも当てはまることだと思い「泣く=弱い」と考えていた自分へ、そうじゃないと言い聞かせている部分もあります。僕は結構歌詞で肯定しがちなんですが、ほとんど自分に言い聞かせているようなもので、少なからず同じ気持ちの人はいるよなと思って歌っています。いろいろな人に当てはまるようにあえて抽象的に表現してる部分が多いので、自分や周りの人に当てはめて曲を聴いてみてください。

今回はこんな感じです。
次のも早めにやりますんで。よろしくお願いします。

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