ストロボライト/青山景 のあらすじでは無い話

昔から思い出しては手にとって読み返す、思い入れのある漫画。

文章を書くこと、演技をすること、才能と人の価値のこと…現在と過去と未来、現実と虚構が複雑に絡み合いながら、若きクリエイターの苦悩と救済が描かれる。

この漫画の感想が全く上手くまとまらず、何度も書き直した。
行き詰まって、さっき、Amazonレビューを読んでみた。
皆さん短い文章の中で、この作品の素晴らしさや考察をわかりやすく書かれている。
完敗だと思ってしまった。
(人と比較してる時点でダメである)

noteで文章を書くようになってから、自分が書きたいテーマの記事はできるだけ先に読まないようにしている。
読んでしまうと、少なからずそれに影響を受けて、同じような表現をしてしまいそうで。
もしくは、あまりにも上手い文章だったら打ちのめされるかもしれない。

今回、人のレビューを見るべきじゃなかった。
どんな下手な文でも、自分なりに書いて仕上げることを放棄した行為だったな、と反省。

主人公は小説家を目指していて、「書くこと」をとても大事にしているのだから、なおのこと。
時に、好きなはずの「書くこと」に苦しめられ、傷ついてもやめられない。
おそらく、作者は主人公に自分を投影していたのではないか。
私は趣味で書いているのだから、別に苦しみたいわけではないけれど、せっかくなら納得いく文章を綴りたい。

色んな事に言えるが、大切にし過ぎると、かえって見えなくなるのかもしれない。
肩に力が入りすぎて、上手くいかないのかもしれない。
ちょうどこの主人公のように。

またいつか、自分の言葉で書けそうになったら、改めてこの漫画についての記事を書いてみようと思う。

ちっともふわふわ気軽に出来てないな(笑)



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