雑記20240602 仕事で久々に怒髪天をついた/noteの小説と2000年代エロゲー/人手不足について

この土日、珍しく連勤している。建屋や敷地の工事がこの土日にたまたま集まってしまって、監督作業として出勤しているが、まあ暇なので、これを機に、消防やら役所に出す書類用データとかもろもろをそろえてしまおうと、朝から気合をいれて測量やら電源容量の確認やらをしたら約3時間で完了できた。今日のお仕事は終わり。いや、本来の作業監督業務は終わんないけども。こう、面倒な作業をしなくていけない時は、コーヒーを飲んで、よし、ダイエットのために有酸素運動するぞ!と言い聞かせると、わりとサクサク作業できておすすめである。
本来、自分は研究開発が本務なんだが、年を取るとどうしても役所への申請だとかそういった研究開発以外の業務が増えてきてしまうのはいかんともしがたい。まあ若い人には研究開発に打ち込んでほしいので、こういった雑務をするのもおっさんの務めかなとも思うのでまあいい。
そんな役所申請関連で、久々に心底腹の立つことがあった。労安法関連で作業環境の測定をします、ということで、測定日時が一方的に指定されてきて、まあ仕方ないか、と実験等の予定を調整、前日から準備などして当日を迎えたのだが、測定の人が作業準備を始めて30分くらいしたところで、「測定装置の調子が悪いので、後日改めて測定実施します」と言い出して、はぁぁ??と思いつつも、まあ機材トラブルならしょうがないか。。。と、測定機材をばらして、清掃して、片付けをして、その測定中止宣告から5時間後くらいの、おおよそ片付けが終わったころに、ひょっこりその人が再登場して、「電池を新品にしたら調子が戻ったので、これから測定再開できますか?」とか言ってきたので、目の前が真っ白になり、その1秒後くらいに激しい怒りを覚えてしまった。おまえ、人の予定をなんだと思ってるんだ!という気持ちと、お前もその仕事のプロなら機材調整ぐらいちゃんとしとけや!という気持ちと、もろもろこみ上げてきたが、そこは思いっきり怒りを飲み込んで、「機材を完全に片付けてしまったので、今日は無理です」とだけ伝える、などした。後日、また来るらしいが、担当変わってほしい。

noteで小説を高頻度でかかれている後谷戸さんという人の小説がすごく好きで、メンバーシップにも入っている。

上記の小説は思いっきり自分に刺さってしまったのだが、これを読んで、大昔に遊んだパソコンのHなゲーム「Lien 終わらない君の唄」を思い出した。
これは主人公が死んでしまって、でも成仏できずに幽霊になって現世にとどまっており、ヒロインと恋愛成就すると成仏しちゃう、というお話なのだが、この作品の主人公(幽霊)と主人公父のラスト付近のやり取りが非常に良くて、当時も号泣したのを覚えている。まだ学生だった自分であれなので、今、2児の父となり、父子ものが特攻となってしまった自分がこのLienをやったらたぶん脱水で死ぬかもしれない。
ちょうど、Xで2000年代エロゲの話があり、思い出したが、当時は結構感動系というか、泣かせにくる作品が流行っており、糞ほど陳腐な作品も多かったけど、「ONE 輝く季節へ」に代表されるように糞ほど刺さってしまう作品も多かったなぁという印象が残っている。「同級生」とかリメイクされているので、やりたいなぁという気持ちはあるが、さすがに家族共有しているswitchで同級生やるわけにいかんよなぁと思ったりもする。うん。YU-NOとか面白いけどね。

バスが人手不足で、日本各地で減便やら廃止が続いている、というニュースを最近、よく目にするようになった気がする。いろいろ調べると、結局は薄給激務なので人が集まらない、という話が根底にあって、この辺は土木建築飲食観光あたりと変わらないなぁと思ったりする。そもそも日本は少子高齢化で、というか主に高齢化で、働く人と働かない人の比率が悪化してきているので、全体としては人手不足なわけで、どこの人手不足を解消して、どこの人手不足を我慢するか、選択が迫られてきているのだろうな、という想いはある。移民をもっと入れましょう、みたいな話もあるけど、①そもそも東南アジアも急速に少子高齢化してるので、その国から若い労働力を引っ張ってくることは道義的にどうだろうか?②少子高齢化しているから、東南アジアから労働力を引っ張ってくること自体、先細りでそのうち無理になるじゃないか、持続性ないじゃん③そもそもアジア圏も賃金水準上がってるし、円安だし、日本で働くメリットがどんどんなくなっていく中で、外国人労働力に頼るのも無理があるんじゃね?みたいな理由で、厳しいよね、と思っている。
そもそも需要があるのになんで薄給なん?という話もあるが、そういった
職種の賃金を上げると、おそらく真っ先に医療介護分野から人材が放出されるので、政治的には賃上げは難しいんじゃないかな、という個人的予想だったりする。

じゃあ、介護を充実させるためにバス運転手さんは薄給のままでいいよね、という話も無理だろうと思うので、じゃあどうするんですかね、という話をこれからの日本ではしていかないといけないんだろうな、と思ったりする。政治が悪い、与党が悪い、とか言っても人は増えないわけで、もっとみんな真剣にこの辺に取り組まないといけないよな、とは思うが、こういうことは、本当に致命的な、ポイントオブノーリターンをとっくに過ぎて、悲劇的な結末が避けられない時点にならないと、みんな真剣にはなれないものだな、とも思うので、なかなか難しい。そういえば、昨今、若者が働かない、みたいな話もあるけど、それは現状の労働環境に非常に適応的(労働力不足で今後、労働の価値があがると予想されるのであれば、労働力を売り渋って値上がりを待つのが最適行動になるので)なので、最近の若者は!みたいな認識はさすがに古すぎるよね、みたいに思ったりもする。オチはない。


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