売上=商品力✖︎営業力

商品力が0であれば、いくら営業力が100でも売上は0という結果になります。

0✖️100=0

創業時は認知度もないため商品力は0からのスタートとなります。この0のタイミングで、心の底からこの商品の可能性を感じ、絶対に世の中のためになる!と信じ切ることが出来るものであれば、0が1となります。

その信念をターゲットに伝え広げるための行動が営業となり、またお客様からの口コミとなり、その行動量&口コミに比例して、お客様に受け入れてもらう確率がどんどん上がり、それが結果(売上)となって現れます。

更に売って終わりではなく、お客様からのフィードバックを細かくフォローし、それを商品改良へとつなげていく。そうすると、更に商品力が高まり、1だった商品が10に、そしてお客様からの口コミも手伝い、100となっていきます。

このハッピースパイラルを生み出す「キーマン」となるのが営業の仕事なのです。

ただ、最初に忘れてはいけないのは、それが信念を持てる商品またはサービスであるのかどうか。人の商品であれ、自分が生み出した商品であれ、信念を持てる商品(魂の宿っている商品)でなければ、0が1になることは永遠にない、ということです。テクニック論でそれも不可能ではないのですが、長くは続きませんし、世の中の為になりません。

私が基準にしているのは、経営者の哲学。いくら良い商品に見えても「哲学」が欠けているものは、一過性で終わってしまう。

例えば、新聞雑誌テレビ、SNS高フォロワー数保持者に仕事として依頼される小手先PRマジックで、一瞬人気がある様に見える商品でも、長〜い目で見ると「?」な商品やサービスも世の中に溢れかえっています。?になる理由は、そこには経営者の一貫した理念が抜け落ちているからです。

消費者も自覚を持ち、情報に安易に踊らされるのではなく、見る目を養わないといけません。それと同時に提供する側も、消費者、世の中、地球にとって必ずプラスになる、という確固たるポリシーを持って世に発信していく責任があるのです。

ただ売ればいい大量消費の時代は終焉。言わずもがな、その先にどんな社会を創造していきたいのか?揺るがない軸を持つことが重要です。

営業職を選ぶあなたも、商品、サービスを売るからには、責任を持ってその経営者の哲学を見にいくべきなのです。そこに共感できる商品であれば、営業マンの力で0を1に、そして1を100にすることも不可能ではないのです。

極論ですが、経営者の哲学に共感できない会社を選んでも、基本的には、その会社のその商品に魂を込めて営業することは出来ません。有名企業だから良い、という発想はもう捨てましょう。どんな大それた企業でも経営者の数々の不祥事がそれを物語っていますね。自ら経営者の姿勢を見極める目も大事であり、自分が信じた商品であれば、商品力1を100に出来る営業も不可能ではないのです。

100の商品を売るのは誰にでも出来ます(これからはAIにお任せ!)。0を1にそして、1を100にする、これが本物の営業力=心を持った人間にしか出来ない専門職なのです。




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