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太山寺珈琲焙煎室の行動指針。

前回のnoteの記事で初めて♡を100個以上いただきました。…めっちゃうれしいですね。ありがとうございます。
ちゃんと読んでいただいている以上、マジメにやらなきゃ。と心に誓った次第でございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

さて、今日はカタイなーと思ったのですが、『太山寺珈琲焙煎室の行動指針』という仰々しいお題についてお伝えできればと思います。
こういう話をすると各種方面からツッコまれそうですが(笑)、拙い言葉ながらもご説明させていただきたいと思います。

行動指針にもとづいて、いろいろなことやってます。

その前に、なぜこの行動指針を作ったのかという前振りの話をしておきます。

そもそも、コーヒーという商材やコーヒー屋という業態は、お客様からすると最初の一歩が踏み出しにくい面倒なモノと思われているだろう、と個人的に考えてます。
下記に挙げたものは、大袈裟に書いているのではなく、令和の世になってもまだ蔓延る直接お客様から言われたネガティブなご意見です。

・コーヒーは専門性や嗜好性が高くて難しそう
・『焙煎士・ロースター』や『マスター』という職人は気難しそう
・お店やスタッフの好みやオススメを押し付けられそう
etc...

ですよね(笑)。
実は僕もそう思っていた1人でした。

よくお客様から、コーヒー屋さんになる人はみんな昔からコーヒーが好きだったんでしょ?と言われます。が、僕は違います。僕は社会人になってもコーヒーが飲めませんでしたし、飲もうともしませんでした。だって、不味かったから(笑)
僕が20代の頃に流通していたインスタントコーヒーや缶コーヒーの美味しさが全くわかりませんでしたし、仕事先で出されるコーヒーも苦痛でした。(なのになぜこの業界に足を突っ込んだのかはまた後日)

ITの仕事を辞め、数百円でもありがとうと言われる仕事に就くために飲食業で働くことを決めた僕は、苦手だけれどメニューに絶対に欠かせないコーヒーを学ぶ決意をします。学ぶためには専門店に行かなくちゃと思い、いろんなコーヒー店を巡りました。昭和レトロなお店から流行りのお店まで、何店舗と行きました。そこで素人の僕が痛感したのが、
・質問がしずらい(なんか怖いっ!)
・自店のコーヒーの良さをゴリゴリに押し付けてくる(そんなに美味くないのに…)
・知識がある前提で専門用語で話してくる・メニュー表記している(チンプンカンプンなんすけど…)

などなど。本当に昔はそんなお店が多かった印象です。
僕の選んだ店が悪かったんですかね(笑)???
今振り返ると、ある意味センスを感じます!

で、僕は誓ったんです。
絶対に無駄に敷居の高い店はしない、と。
新しい世界に飛び込もうとしている人たちにとって一番優しいお店になろうと決めました。

お子さまも大歓迎です。

まず、コーヒーに興味を持ったらまず最初に太山寺珈琲焙煎室に行ったらいいよ!と言ってもらえるような、お店の空気を創ることから始めました。気軽に話せて、今さら聞けないことも聞けて、自分に寄り添ってくれるような安心感があって…。
この『お店の空気』は僕1人ではもちろん創れません。僕と共に働くスタッフにも一緒に創ってもらうために、太山寺珈琲焙煎室の行動指針を決めました。

『やさしく、つよく、おもしろく。』

これ、見たことあるという人もいらっしゃるかもしれません。実は、僕が敬愛してやまない糸井重里さんの会社『ほぼ日』の行動指針そのものです。ほぼ日さんの言葉通りというわけではないのですが、僕たちに合ったこれ以上の言葉が見つからないので、カッコ悪いのですがもっといい言葉が見つかるまでは借用したいと思ってます。

やさしくは、人としての大前提です。困っている人や迷う人に手を差し伸べられる人であることが僕たちには求められます。僕たちが世の中で必要だと思っていただくための最低限の素養だと考えています。

つよくは、そのやさしさを現実にできる力を持つということです。例えば、コーヒーの説明をした方がお客様が喜ぶだろうと考えたスタッフに、コーヒーの知識『力』が全く無かったら、結局お客様にやさしくすることができません。やさしさを発揮するためには『力』が必要です。そのさまざまな力を身につけることを求めます。

おろしろくは、『場』を生み出す種になります。やさしさをベースにした行動に、おもしろさがなければ価値を生み出すことができません。おもしろいからこそ、また来たくなる。やりたくなる。太山寺珈琲焙煎室でしか味わえない楽しさの種を育み伝播させることにつとめます。

この循環でモノゴトを考え行動する僕たちが創り出す『場の空気』をお客様に体験してほしいですし、大切にしていかなければならないと考えています。
初めましての方からよくお会いする方まで、やさしくわかりやすく面白い場の提供を、コーヒーを通じてやっていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。この締めくくりもかなりほぼ日から薫陶を受けてますー。

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