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開催中!パンデミック下で卒業する美大生たちの注目したい卒展(オンライン開催あり&期待のリスト📝@日本)

自分用の📝MEMOとして、そして、パンデミック下で美大生であることの困難さ(下記)をひしひしと感じ、2021年春卒業の彼らの卒業制作展はチェックしておきたいっ、とおもいリストアップ。(レジデンス運営する自分にとってもアーティストの創作プロセスやキャリア形成を様々な視点でかんがえることは大事です。)

困難さ① 【ハード面】:実技(全てリモート可能なもの以外、でもほとんどむずかしいはず)を基本とする創作プロセスや物理的な制作、大学のスタジオ利用が自由にできない等、美術を志す若者として困難すぎる。

困難さ②【心理面】:創作した作品の展示や好評、仲間との語らいで自然発生するディスカッションなど、現場でしかやりとりし得ないコミュニケーション、ゴールを想定した創作意欲、それこそ「心理的安全性」や「モチベーション」が削がれる事態になっていて困難すぎる。

困難さ③【生活面】:リモート授業で一見自由になった部分もありそうだが、長期目線で考えると生活リズムの乱れや卒業年次生にとってみたら就活や社会人になった後の創作活動に与える影響大。経済的な困難さと新卒でアーティストとして生活を営む(特に一人暮らし)困難さのダブルパンチ。

2月中旬に差し掛かる現時点では、すでに東京芸大と多摩美の卒展はサイトみるかぎりで一区切り。以下はこれからオンライン含め展示されるようなので(期待したいので)要チェック。コロナの影響で物理展示もあるところは期間が短かかったり予約制になっている大学もあるので注意!

良い作品に出会ったら直接言葉 or DMで真摯に感想など伝えると良いのでは? #美大生にエールを (少しでも励みになるといいなあ💡)

※以下、順不同

武蔵野美術大学(東京)2021年3月11日(木)~2021年3月14日(日)

こちらは物理展示のみでオンラインが大学公式としてはないようですが、昨年ヴァーチャル空間で学生有志がやった展示が話題になりました☟

なので、今回も有志の動きがあるか期待したいところ、ということでチェックリストにアップ。コロナ禍で大学側もリスク回避をする傾向にあるとおもいますが、学生たちの卒業へむけたゴール設定やモチベーションを保つことも大事。大学経営は大変な時代ですが、学生たちが自由に作品をみせられるオルタナティブを提供できると良いですよね(願)。


女子美術大学(東京)2021年3月9日(火)〜3月14日(日)・3月12日(金)〜3月14日(日) ※大学・短期大学部・大学院

学内物理展示とともに特設サイトでも見れる模様。最新情報は☟にアップ。


東京造形大学(東京) 2021年1月26日(火)〜3月31日(水)

今年度は物理展示なしで100%オンライン展示のようです。特設ページにて学生一人一人の作品紹介がまとまってます。大学の努力を感じます(涙)。

☟こういうのまとめているところとか(画像は一部で上記サイトにもっとあります)なんだか気持ちが伝わります。

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東京工芸大学 2021年2月19日(金)~2021年2月21(日)

卒展特設サイト☟はありますが、基本的に物理展示のみのよう。メディア系の学科もあるのでオンラインでの有志展開?など期待したい。


東京工科大学(東京)2021年2月1日(月)~2021年2月28(日)

東京工科大学デザイン学部卒業制作展

すべてオンライン展示の模様。各作品にコメントが送れる設計になっているのがgood!! 気に入った作品があったら #美大生にエールを !ですね。


デジタルハリウッド大学(東京) 2021年2月12日(金)~2月14日(日)

想像通り(笑)、オンライン化というよりオンラインデフォルトな佇まいが素敵。作品プレゼンや展示の様子をライブ中継で配信するのもgood! なかなか一般人が美大の講評やプレゼンに立ち会える機会はないとおもうので。このあたりはもっとオープン化してもいいじゃないかと個人的にはおもいます。


秋田公立美術大学(秋田)2021年2月17日(水)~2021年2月21(日)

卒業・修了展2021【へば、】https://www.akibi.ac.jp/news/33287.html

物理展示を大学関連施設で予定してるようですが、卒展特設ページ(SNS)が立ち上がってます。きっとこちらで作品や作家の紹介もあるのではと期待。


京都市立芸術大学(京都) 2021年2月10日(水)~2月14日(日)

基本的に物理展示のようですが、一部の学生にインタビューした記事が公式サイトにUPされています。書簡をやり取りする形式でキュレーションされており、学生のリアルなコロナ下での創作&生活のありようが伝わってくるのがいいです。

▼インタビュー抜粋 https://kcua-sakuhinten.com/interview/56/

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 僕は粘土で作業するつもりでしたが、自宅での作業は技法が限られます。(もし、このまま学校が使えなかったら…)と不安に駆られ、ついにメルカリで4万の電動ロクロをポチってしまいました。5月頃は下宿のベランダでロクロをまわしてました。インスタライブでロクロパフォーマンスも…。

手書きでやりとりしている様子がこの状況の生々しさも伝わるし、こうして言葉に書き起こしているのがいいですね。 #美大生にエールを


尾道市立大学(広島) 2021年2月5日(金)~2月14日(日)

尾道市立大学美術学科卒業制作展・大学院美術研究科修了制作展

物理展示ですが、☟オンラインでのインスタレーションビュー(展示の様子)がUPされています。

https://www.ocu-show.com/exhibition

また、卒展SNSページもあるので最新情報はここからとれそうです💡

オンラインのギャラリートークなども予定している模様。


情報科学芸術大学院大学 IAMAS (岐阜) 2021年2月20日(土)~2021年2月23日(火祝)

こちらもさすがのオンラインコンテンツ化!テック系、メディアアートに興味ある方も参加したいようなオンラインイベントも💡

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そして、☟こんな都内の美大合同展示なるものもありますので要チェック。

東京五美術大学連合卒業・修了制作展(東京)2021年2月20日(土)~2021年2月27日(土) 

参加:日本大学芸術学部・武蔵野美術大学・多摩美術大学・女子美術大学・東京造形大学

国立新美術館にて物理開催ですが、2月20日に合同講評会をオンライン配信するようですのでこちらも要チェック。※オンライン配信のみ💡

・五美術大学合同講評会 2021.2.20(sat)14:00〜16:00


以上

他にもあるとはおもいますが、とりあえずのメモまでに💡(何かあればいつでもお知らせください~✋)

みなさん、どこの美大も今回のコロナの状況を受けての卒展になっているはず。学生・教員・職員それぞれの立場ならではの困難さを抱えながらの展示開催。オンサイト・オンライン問わず、2020年のパンデミック下での総括として、見届けたいですね。

そして、学生にとってはおそらく一生に一度の「卒展」です。

アウトプット以上にプロセス重視でみれたら良いかもしれません。2020から今の今まで続く困難さを踏まえて。プロセスこそ大切。

完璧である必要なんかない。(卒業したってない。)

#美大生にエールを


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