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ニカワとゼラチン

こんにちは! 陽子絵画制作室です。

今日も雨がちな一日でしたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

今朝、台所のアゲハの蛹の様子を見てみると、ますます蛹らしい姿勢になってケースに引っ付いていました。

そしてよく見ると、なんとケースの他の枝にまた別の幼虫がいるではありませんか!

この幼虫もそのまま見守ることにしました。

今日もインドの絵の模写を続けていきます。

地色の朱色をさらに2回ほど塗り重ねました。

ここで少し休憩して、見出し写真のゼリーを作りました。

アーモンドミルク:550cc、
きび砂糖:大さじ1、
ゼラチン粉:12g、
水:50cc

です。

ゼラチン粉を50ccの水で溶き、砂糖と一緒にアーモンドミルクに入れて弱火で溶かし、型に流し込んで冷やせば出来上がりです。

ゼリーを固めるゼラチン粉は、固めたい液体の1〜3%と書いてあったので、間の2%入れています。

さて、このゼラチンですが、牛の骨や皮などから作られています。

そして、今描いているインドの絵、また日本画の絵の具の接着剤として使っているのが牛の皮を煮て作られているニカワなんです。

ゼラチンもニカワも成分はほとんど同じと考えられます。

日本画の絵の具は、乾燥した粉の状態のものが多く、そのまま水で溶いて塗っても紙にはひっつきません。

そこでニカワと指で混ぜて水を適量加えてまた指で混ぜてからやっと紙に塗ります。

左から時計回りに、牡蠣の貝殻から作られている白い絵の具「胡粉(ごふん)」、それをすりつぶす乳鉢、ニカワと混ぜて団子状になっている胡粉、ニカワを煮溶かした液体です。

朱色の背景以外の場所に、胡粉を塗りました。

ここで気付いたのですが、朱色より先に、全体に胡粉を塗っておくべきでした。

試し塗りの紙です。乾くと発色が変わってくるので、紙に塗って確かめます。

インドの黄土です。同じようにすりつぶして使います、

棒絵の具の雌黄です。棒絵の具は墨のように水ですりおろして使います。

胡粉の上から、黄土系、黄色系の絵の具を塗ったところです。

棒絵の具の藍色です。胡粉と混ぜて空色を作ります。

同じく棒絵の具の臙脂色です。

すぐ塗れる胡粉が足りなくなってまた乳鉢で胡粉をすりつぶしたところです。

さらに彩色を進めた状態です。

あとは細かな彩色をしたり、輪郭線を描いたりして完成したいと思います。

今日も1日お疲れ様です!

読んでいただきありがとうございました。

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