仁和寺と大徳寺拝観 

画像1 こんにちは!陽子絵画制作室です。今日は旦那さんのお友達のご案内で3人連れ立って京都の仁和寺と大徳寺を拝観しました。秋晴れの爽やかな仁和寺の五重塔です。
画像2 仁和寺は宇多天皇が888年建立(仁和4年)した真言宗のお寺だそうです。応仁・文明の乱で燃えてしまい、約170年後、1641〜46年に徳川家光によって再興され現在まで残っているそうです。今回特別拝観した金堂です。内部は撮影不可でしたが約400年前に描かれた力強い「五大明王壁画」をお坊さんの丁寧なご説明をうかがいながら間近で拝見できました。基本的に日本画の描き方なので、どうやって描いているか興味津々で見学しました。
画像3 五大明王の説明パンフレット
画像4 また仁和寺御所庭園の白書院や黒書院では、現代日本画の作品が部屋部屋に展示されていました。
画像5 石ころを積み上げた絵がたくさん並んでいます。
画像6 水紋を描いた作品が市松模様風に並べられていました。
画像7 杉戸に描かれた昔の作品もありました。これも日本画の技法で描かれています。
画像8 こちらの花かごも杉戸に描かれています。
画像9 苔に木漏れ日が美しいお庭です。
画像10 紅葉はまだ始まったばかりでした。霊宝館では平安、鎌倉、江戸時代の仏像や、弘法大師空海が唐留学中に経典等を写した冊子などの名宝を鑑賞しました。
画像11 昼食後、大徳寺を拝観しました。大徳寺は禅宗のお寺で中には複合的にいくつもの院がありました。1551年(永禄5年)織田信長が父信秀の菩提を弔うために普請を命じて小庵を建てた「黄梅院」は、撮影不可でしたが、苔が美しい入口から敷石がいろんな形をしていたり、千利休作の庭がとても美しく整えられていたり、茶室があったり、枯山水式の広い庭園がそこここにありました。次に大徳寺で最も古く1502年に大友義長が建立した「龍源院」を見学しました。室町時代の方丈という建物といくつかの枯山水式庭園がありました。
画像12 方丈室内の迫力ある龍の襖絵です。
画像13 枯山水庭園の様子。建物全体を枯山水の流れがぐるりと巡っていました。
画像14 興臨院という1520年代(太永年間)畠山左衛門佐義総が建立したお寺も見学しました。こうしてみると大徳寺は戦国武将たちが建立した枯山水等のお庭が立派なお寺の集合体のようです。写真に収まりきらないくらい幅広い枯山水のお庭です。お庭の前に座っているととても爽やかな気分になりました。
画像15 禅宗のお寺ならではの達磨さんの掛け軸がかけてありました。「日々是好日」
画像16 唐破風から見たお庭の眺めが素敵でした。すっきりしたお庭を拝見できて清々しい気持ちになりました。すっきりしていることが贅沢な空間でした。家も片付けようと思いました。永きに渡って庭園を美しく整えてくださっている方々と、ご案内くださった旦那さんのお友達に感謝です。読んでいただきありがとうございました。

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