「正解を求めるけれど、動かない。それは現実逃避」と銀座のママに言われた話

銀座の名物ママに会った。ママの元には、連日、財界人や芸能人などが集っているという。

会話中に何気なく「現代の人は正解を簡単に求めようとしているところがある。そのわりに全然動かない。それって、ただ現実逃避しているだけなのよ」とママが言った。

たしかに、情報を得て、「ふむ」とか「やっぱり」と自分の中での正解を確かめる。けれど、現実問題と対峙して行動にはおこさず静観していることは多い。多いというか、私の場合、日々はその思考の集積でしかないのかもしれない。

「とにかく身体を温めて。体が冷えるとネガティブ思考になっちゃうのよ」とも。というわけで、最近は、大好きだった珈琲をできるだけ紅茶に。そして、自宅では生姜やターメリックパウダーを入れている(知人のN.Y.土産のターメリックパウダーは、生姜と黒胡椒入りで美味しい）。「お茶をいただく時には携帯を見ないで。積極的にボーッとしたらいいわよ」というママの言葉を思い出しながら。