「ひとりキャンプ」と「ふたりキャンプ」
ひとりキャンプを始めようとしている、なのに、なかなかひとりキャンプを始めない知人の話。その続報。
急に奥さんが「私も行きたい」と言い出したのだという。もちろん、「なら、一緒に行けばいいじゃん」というだけの話なのであるが、彼の場合には「待った!」をかけてしまった。
「不便を知って、足るを知りたい」を欲する私と「不便な環境をいかに便利に仕上げるかゲーム」だと言った彼。もちろん、キャンプに対して求めるものが違うのもわかる。だけれど、だけれど!
ひとりで行きなよ!
と私にしては珍しく、強い言葉で返してしまった。ひとりキャンプを模索し、道具を揃え、初心者に見えなようにとベランダで練習を重ね、いよいよ、というタイミング(9月にキャンプ場を予約済み)なのだから。
キャンプでの「ひとり」と「ふたり」の差は、「ふたり」と「大勢」の差よりも限りなく大きいと私は思う。
芸人ヒロシのソロキャンプについて語られている記事を彼に送った。
「1人で行くソロキャンプなら、人と希望や予定を合わせなくてもいい。いつでも、好きなときに好きなペースで楽しめるんです」
彼は、おそらく当初の「ひとりキャンプ」を「ふたりキャンプ」に変更し、9月に初めてのキャンプに行くのだと思う。「こうあって欲しい」と私が考える彼でないことにイライラするだなんて、なんとも自分勝手な話だな、と苦笑いするしかない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?