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フジロック2021の備忘録
フジロックは初回開催から足を運んでいた。今年もチケットをもっていたが、1週間前に払い戻しをした。現地にいる運営をしている方々、出演者、観客……そして、私のように配信を観ている人。
一人一人に噛み切れない思いがあるのだと思いながら、今日で3日目を迎える。
地方各地から一か所に集まり、3日間交差し、そして、各地へ戻っていくことのリスクを思う。個人的には、「一定の規模以上のイベントは無観客で開催。そこに国が補償を出す」の意見を持っている。それが叶わなかった理由は何なのか。この週末の気持ちを思い出すための備忘録として、様々な方のTweetを連ね、残しておく。
まず、家で配信を観ている自分としては、最果タヒさんの言葉が突き刺さりまくっている。
フジロック自体にはマジかと思うこともあって、でも配信を今日は何回か見た。何か整理ついているわけではないし、マジかは払拭できるものじゃない。私は配信を見てそのときの良さに「良いな〜」って思える側なんだなということを感じてめちゃくちゃ今は落ち込んでいる。落ち込んでも意味ないのに。
— 最果タヒ(Tahi Saihate) (@tt_ss) August 21, 2021
そして、フジロックが「必要悪」「スケープゴート」になってしまっていることは苦しく、悲しい。
個人的には、開催するべきじゃなかったと思いますが、自分が主催の立場なら破産するよりは開催していたと思います。なので、理解はします。
— 平河エリ | 『25歳からの国会』(現代書館)📕 (@yomu_kokkai) August 21, 2021
でも、だからといって開催するべきじゃなかったということを有耶無耶にするわけにも行かないので。
フジロックがこんな「必要悪」みたいになるとは、悲しい。 https://t.co/kGdXvMATza
補償の行き先
去年はなぜ問題なくフジロック中止できたのか理解してる?
— Hibikilla (@hibikilla30) August 21, 2021
国の文化芸術支援が去年より縮小してるんですよ。 https://t.co/thrrCfaN8m
繰り返しますが、多くの市民が困窮するたびに、多くの子供が飢えるたびに、未曾有のパンデミックでも市民への現金給付を渋るのを見るたびに、医療の必要な市民が当たり前のように自宅放置されるのを知るたびに、世界第3位と呼ばれる日本のお金は一体どこへ流れ、何に使われているのか不思議に思う…
— さかいとしゆき (Sakai Toshiyuki) (@SakaiToshiyuki0) August 20, 2021
なぜ、無観客・有料配信にできなかったのか?
いろいろと思いはこちらに書いてあります。https://t.co/2KxJugJOUd
— 葛原信太郎 (@Shintaro_Kuzu) August 21, 2021
上記を読んで思う、「世界に向けて」が前提で以前から発信を続けている、たとえばK-POP的な収入がいきなり叶うはずはないのだ、と。
この後、Kan Sanoがフジロックに出演します。
— Yoshi Tsushima (CEO of origami PRODUCTIONS/ASTERI) (@Yoshi_origami) August 20, 2021
アーティストを送り出すレーベル、マネージメントの代表である僕のような人間が、都合よく影に隠れる事はしたくない。今思う事を書きました。https://t.co/o0laaIiGQC
ちなみに、同時期に開催予定だったMONTER baSHは、開催を4日後に控え中止を発表。理由は、「香川県知事より開催を実施しないようにとの要請を受け、中止を余儀なくされました」。経済損失は50億円。もちろん、行政からの補償はゼロである。
出演、辞退アーティストそれぞれの思い
そしてあえて言いますが、インディペンデントなアーティストばかりが意見表明の発言をし、批判を受けている一方で、経済が潤っていた時代の音楽業界で活躍してきたアーティストからはほとんど発言がないことにも気付いて欲しい。同じ業界、同じフェスでも、それぞれ全く境遇が違う。
— 竹田ダニエル (new) (@daniel_takedaa) August 19, 2021
以下はオリンピックの開閉会についての記事。
政治的な要素にも左右されながら曖昧に進めていくこの国のエンターテインメントビジネスのあり方に、居心地の悪さを感じるのも事実。そうですね、清濁併せのむ芸能の世界は、結局、いろんな声と向き合って細かい調整を重ねていくしかないのかも……永遠の微調整、です。
SIRUP
フジロック出演にあたって
— S I R U P (@IamSIRUP) August 18, 2021
ご一読頂ければ幸いです! pic.twitter.com/Ipti2g17qB
マヒトゥ・ザ・ピーポー
【🔴】
— マヒトゥ・ザ・ピーポー (@1__gezan__3) August 18, 2021
晶文社のコラム更新しました。
フジロック2021
GEZANの出演についてhttps://t.co/HtD5XzbKNF pic.twitter.com/feVbFFl8mC
後藤正文(アジアンカンフージェネレーション)
わきまえていないのは 4-4追記|Masafumi Gotoh #note https://t.co/EkDpAZKwNl
— Gotch / Masafumi Gotoh (@gotch_akg) August 20, 2021
折坂悠太
今回、フジロック出演を辞退します。
— 折坂悠太|OrisakaYuta (@madon36) August 20, 2021
直前の報告となってしまい、申し訳ありません。 pic.twitter.com/rLLbaQbJpy
折坂悠太氏、苦渋のフジロック辞退「必要のない分断を加速させる構造を作った今の政府に対して、改めて憤りを感じます」=ネットの反応「政府関係無くね?… と思ったら皆同じ事考えてたか」「ウイルスを恐れ委縮する人、そうでない人。これ政府関係ある?」 https://t.co/YtKpjv3sn4
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) August 21, 2021
これはまさに正論だと思う。
— 竹田ダニエル (new) (@daniel_takedaa) August 20, 2021
ところがコメントには「なんでも政治のせいにするな」という、お決まりの言葉がたくさん。ならば聞きたいのは、一体なんのために政治があるのか。なんのために我々は「社会」をシステムとして形成しているのか。
逆に聞きたい。政府に責任を問わないでどうする。 https://t.co/2oQgsSiiwR
MISHA
「FUJI ROCK FESTIVAL’21」出演に際してMISIAからのメッセージ
— Misia.jp (@MISIA) August 20, 2021
詳細はこちらからhttps://t.co/Rq3O1skPCC
ずっと言ってるけど、インディペンデントアーティストたちが最初にステートメントを出して、意思を伝える必要性を訴えた。それが波及してMISIAまで。この「アーティストが言葉で伝える」ことは、まさに今起きている大きな変革だと思う。
— 竹田ダニエル (new) (@daniel_takedaa) August 20, 2021
この他、もちろんステージ上のMCで、数多くのアーティストが自らの思いや葛藤を口にしている。以下は、スタッフ(PA)の方。
フジロックは中止した方がいいと思いながらも参加しました。今でもその気持ちは変わらないんだけど、中止になっていたらわたしはPAをやめていたのではないかと思う。それほど自信を失っていました。→
— 中原 楽 (@laq_extragirl) August 21, 2021
とどのつまり
フジロックは、なんだか開催中止に追い込まれるよりも、「リスクを負った『開催』に追い込まれている」ように見えて、それは気の毒だし間違っている。
— 大内幹男 / 오우치 미키오 / OUCHI Mikio (@garagevoice) August 21, 2021
負担と危険を、地元と主催者と参加者に負わせるのではなく、無理のない開催ができるようになるまで潰れずにしのげる「補償」を。
これに尽きる。
補償があれば中止できたし、そもそも政府が主導してここまで感染対策を放棄しなければ安全に開催できたはずです。
— 竹田ダニエル (new) (@daniel_takedaa) August 20, 2021
現段階で感染が爆発していて、検査も有料で、入院もできなくて、ワクチンもできなくて、補償もないなんていう状態は、政府の責任でなければ何なのでしょうか。 https://t.co/qs3abOjFjd
オリンピックも、フジロックもやるべきではなかったし、パラリンピックも立ち止まるべきだと思うと同時に、アスリートやアーティストなど「末端」とその周辺で起きている軋轢や葛藤は、誰によって、どんな構造によってもたらされているのかには目を凝らすべきだし、そこにある問題は指摘されて当然。
— おなか (@HNamachiri) August 21, 2021
フジロックの件、立場の違う人たちにとってそれぞれの理屈がそれぞれの視点において正しい場合、何がベターかを判断すること自体が難しい。だから公共性が高い政治の支援などを入れて、比較的適切な落としどころを見出す必要がある。その解像度が低い結果、判断が個々に委ねられ激突しているのが現状。
— 中井 圭 (@nakaikei) August 21, 2021
一方、海外の動き
8つの国がアーティストを支えるために行ったこと
— 竹田ダニエル (new) (@daniel_takedaa) August 21, 2021
「世界各国の政府は、パンデミックの間、芸術を支援しようとしてきた。中にはより寛大な支援を行った国もある。」
フランス、ドイツ、イギリス、ポーランド、ニュージーランド、南アフリカ、韓国、ブラジルの例。https://t.co/Vlf0SeKOQA
ちなみにこんな補償のニュースも。
米新政権は30万人以上の障害を持った市民を対象に、学生ローンを取り消す(支払わなくていいように)と発表しました。今回取り消される額は58億ドル(6000億円以上)。社会保障制度で障害者手当てを受ける市民に対し自動的に学生ローンが取り消されます…
— さかいとしゆき (Sakai Toshiyuki) (@SakaiToshiyuki0) August 21, 2021
CNBChttps://t.co/fgZk0NTBTE
こちらでは三度の現金給付、年末まで毎月支給される子供手当てなどに加え学生ローンを取り消し市民を救済しようという動きが加速しています。7月時点で約9万人を対象に約1600億円の学生ローンを取り消した米新政権。先日さらに6000億円以上の学生ローン取り消しが発表されました…#CancelStudentLoan
— さかいとしゆき (Sakai Toshiyuki) (@SakaiToshiyuki0) August 21, 2021
24日パラリンピック(おそらく)開幕
今日午後2時に、また、ブルーインパルスが東京の空を飛ぶ。都知事はいまだに学校観戦をおしている。開会式の内容は隠したままGO。
ブルーインパルスの飛行の様子は、後日、動画の配信を予定していますので、遠方から県境をまたいで都内にお越しになっての観覧はご遠慮ください。また、3密の発生を避ける観点から特定の場所に集まらずに、ご自宅や広い場所などで分散してご覧ください。 https://t.co/rnprq8YZgz
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) August 17, 2021
パラリンピックの学校観戦 17万人超が対象 東京、千葉、埼玉の3都県
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) August 21, 2021
競技会場のある東京、埼玉、千葉の3都県が計約17万2千人を対象に実施する予定であることが、分かった。緊急事態宣言下で参加を望まない家庭もあり、実際の参加者数は減る可能性も
https://t.co/1qEy7GroT8
これ読んで大変ショックだったんですけど、人選を考慮するとか基準を厳しくしましたとかでなく隠しておくってそんなことあります!?21世紀なのに???
— Albizia🏳️🌈🏳️⚧️ (@Albizia_jewelry) August 21, 2021
東京パラ開会式の制作チームメンバー事前公表控える方針、五輪時混乱踏まえ https://t.co/1v1Bh9gIWO
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