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誰もが誰かの愛する人

先週末はライジングの配信を楽しみ、昨夜は『FUJI ROCK』を楽しんだ。

本来なら、苗場で開催されたはずの3日間に配信される。

主宰者の日高さんは、「一昨年も、昨年も激しい台風にみまわれて昨年は3日目は中止にしようかとギリギリまで考えていた」と言い、「いつかこのフェスの世界にも何かしらの終わりがくるような気がしていたが、そのキッカケは気象状況の変化による天災であり、ウィルスになるとは思わなかった」というようなことを言った。

世界中のフェスが模索を続けている。

オンラインで開催されたベルギーのTomorrowlandのようなフェスもあれば、

イギリスではコロナ禍でも運営ができる屋外のライブ会場を常設したケースもある。

完全にこれまでのようなフェスは戻ってこず、配信などを絡めたオンラインとのハイブリッド型のフェスになっていくような気がする。

昨夜のフジロックの配信は、ライジングサンとは違って、洋楽・邦楽が入り乱れる。そのせいで、おそらくオーディエンスの幅が広い。自分が普段出合ったことのない音に触れた方も多かったのだと思う。その出合いがフェスの醍醐味だと思う。

一つだけ気になったことがあった。

それは、チャットに賛否のコメントが溢れること。自分の興味がないアーティストに対してのネガティブなコメントを発する人が多いように感じた。自分にとって興味がなくても、誰かにとっては、命を捧げたくなるほど心酔しているアーティストだったりする。

10万人が同じ映像を同時に体感して、それをチャットで楽しむスタイルというのは、一つの新しいレジャーだな、とは思う。

だからこそ、オンラインのフェスで新しいアーティストに遭遇した場合は、それが誰かの愛する対象であることを少しでも意識してみて欲しい。

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