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ひたすら栗の渋皮煮をつくる女

 ある時ある場所で立派な栗をいただいたので「よし!」とスイッチが入って渋皮煮を作ることにしました。
渋皮煮=超大変、というイメージが先行していますが作業自体はわりと単純で慣れれば案外いけます。
ちなみに先ほど3回目の渋皮煮を作ったところです。
 では備忘録としてレシピを!

《材料》
*栗、できれば大粒のもの 20~25個ほど 
*重曹 小さじ2
*グラニュー糖 栗の半量 
*水 グラニュー糖の半量
*ラム酒 お好みの量

《作り方》
①栗は冷凍庫で一晩以上置いておく
②冷凍した栗をボールに入れ、熱湯を加え5分置く
③渋皮を傷つけないよう皮を剥く
④鍋に栗と水と重曹小さじ1を入れ火にかけ煮たってきたら弱火で10分。浮いてきたアクはしっかり取る
⑤鍋をおろし流水で栗を一つずつ丁寧に洗う
⑥ ④、⑤の作業をもう一度繰り返す
⑦最後に重曹入れずに水からもう一度アクとり
⑧別の小鍋にグラニュー糖と水、ラム酒を入れ火にかけ溶かしそこに栗を入れ10分ほど煮て火を止め冷めるまで放置
⑨瓶を熱湯消毒し栗を再度熱してから詰める


 自分の作業を思い浮かべながら書いてみましたがちょこっと加筆。

 栗を生のまま冷凍するのは今回初めてやりました。皮を剥きやすくするためと防虫効果もあるようです。そういえば以前どんぐりトトロを作っていた時確かにどんぐりを冷凍した覚えが……
 
 熱湯かけて5分後実に気持ちよくするすると皮が剥けました。
『栗は皮剥きが大変』を見事クリア。そして『皮を剥く時に渋皮に傷をつけない』も鉄則のようですが、すみません、8割の栗に傷つけてしまいました。が、アク取りの時沸騰させない&先にシロップを作って栗を漬け込むことで煮くずれ問題もクリア。敷居の高い渋皮煮も作ってみればバリアフリーまではいかないものの割と身近な場所になりました。

 今年はあと2回分の栗が冷凍庫に眠っています。

*追記 (2021.9.25)
皮を剥く時に栗のお尻の硬いところはあえて残す。
無理に剥くとこの場所は傷がつきやすいので。
そのまま最初のアク抜きをして水洗いをする時にスルッととれます。その時に栗に残っている余分なスジも一緒にくっついて取れるで一石二鳥。

❋追記2 (2023.10.8)
⑧の工程、私はいつも10分で仕上げていましたが、母にその渋皮煮をあげたところ自分で更に弱火で1時間ほど煮詰めたらとても美味しくなったとのこと。
さっそく真似をしてやってみました。シロップがやや足りなかったので水を加えてコトコト1時間。
甘さが増してさらに美味しくなりました。

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