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オオルリの営巣(過去記事より)

那須にはたくさんの野鳥がいてその声は本当に美しく聴き惚れてしまう。中でもオオルリは『森の青い宝石』という異名にも納得の美しさである。声は聴こえども姿はなかなか見えずだが、なんとこのオオルリが数年前に玄関のすぐそばで営巣したのだ。
その時の記事が出てきたので記録のためにnoteにも転載しておこうと思う。

❋以下2017年6月の記事

那須のオオルリ、本日5羽すべて無事巣立ったようです。
ヘビやリス、カラスにおそわれることなく本当によかった~!
思えば、京都旅行の最中に夫から「オオルリが玄関のところに巣を作った!」の連絡を受け、京都から帰宅後すぐに娘と一緒に車で那須に行ったあの日がなつかしい。(5月27日)
ちなみに娘はその後、日曜日ごとに新幹線で日帰り那須してました。
夫も週末ごとに通っていた様子…
先ほど「巣立ったみたい」との電話がありました。
人の姿があると給餌をしないので、あまり見ることはしなかったらしいのですが、気がついたら巣がからっぽだったとのこと。
いや~~~ホントよかったよかった!

10年以上前、那須の山小屋を夫は「オオルリ山荘」と勝手に名づけていましたが、まさに今年、その名のとおりになってなんだか不思議です。
愛鳥主任の娘も、2年後の研究発表に色を添えることができそうです。

玄関の脇に立てかけてあった太い木の枝のてっぺんと2階のベランダとの隙間に巣を作りました。ベランダの隙間から中の様子がまるっと見えるベストポジション
5個の卵すべて孵りました。
餌待ち雛
娘がスマホで撮影した親鳥
なんと窓から部屋を覗いていた!


こうして記事を見てみると、こんなふうにオオルリの巣を観察できたのはとても貴重な体験だったとあらためて思った。
そもそも、どうして警戒心の強いはずのオオルリが出入りの多いこんな場所に営巣したのだろうか。思いあたることといえば、夫がオオルリの声をデッキから流したことくらいだ。警戒心に負けないくらいの強い縄張り意識から急いでここに決めたのかもしれない。
翌年も来るかも……と少し期待していたが、あとにも先にもこれ一度きりであった。

そういえば、この記事の中に営巣したのは5月27日とあった。前回の記事に書いたシジュウカラを晩婚と決めつけてしまったが、そんなことはなかったのかもしれない。
失礼しました、とシジュウカラのご夫婦に謝っておこう。

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