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バリ島でアーユルヴェーダ・パンチャカルマ11日目

潜在意識の書き換え…。10年前の私が聞いたら、胡散臭すぎてそんな言葉を放つ人とは距離を置こうと即決したと思う。

今日もスタートはハタヨガクラス。良い習慣とは本当に気持ちいい。選ぶ手間もなく、考える日まもなく、朝起きて顔を洗って歯磨きしたら私の足はヨガスタジオに向かうのだ。朝のウブドは、日差しは強いけれどエナジーに満ちている。多くの観光客が癒やしを求め、この地にやってくるのがわかる。

バリの爽快な朝!

毎日が前日と比べると活力が戻ってきていると実感できた。普段の生活の中で前日比パワー増が毎日続くことなんてなくないですか? しかしパンチャカルマでは4日目にビッグクレンジングで、私という器から不純物を出し切りいったんゼロにリセットする。その後健康的で消化に良いご飯と、アーユルヴェーダトリートメントで、活力を戻していくのだ。空っぽになったからこそ、体や心に、取り入れるものを改めて選べるのって本当に楽しい。長年の積み重なりが生んだカオスの中で、身動きが取れずにいた頃とは大違いだ。

将来窓ばっかりの家を建てるんだ!

体を少しひねっただけでも、ヒーヒーとしんどかったのに、様々なポーズをしっかりと取れるようになってきた。もっと上手くなりたい、もっと呼吸が深くできたら! なんて初日には抱かなかった思いも湧き出してくる。

パンチャカルマプログラムも終わりを迎えようとしている頃、他の参加者たちから、顔色を褒められることが増えた。なんなの!あなた GLOW なんだけど! と。自分でも肌艶いいかなと思ってはいたけれど、すっぴんでもここまで肌を褒められると素直に嬉しい。だけど私が彼ら彼女たちを見たときの感想も同じだ。肌の調子が良いのはもちろんなんだけど、クレンジングが終わった人たちは、やはり憑き物がとれたようなさっぱりとした顔をしている。最初はとっつきにくい人かな? と感じていた人でも、クレンジングで出し切った後は別人みたいだ。

この日はシータヒーリングというセッションを受けた。これは潜在意識を書き換える事ができると言われている。インド人の先生が私の体に触れ、意識を集中し、一緒に意識の更に上位に存在する「創造主」にアクセスし、私が間違えて植え付けてしまった潜在意識を書き換えるというものだ。半信半疑だったけれど、自分は弱いと思い込んでしまっている自分を変えたいと今回トライしてみた。

先生と一緒に「私は強い、私は成功する、私は…」とポジティブな短い文章を一緒につぶやいて潜在意識を変えていく、一連の行為がとても美しく癒やしだった。神様に雲の上で会った! みたいな劇的な神秘体験はなかったけれど、あの日依頼この地に足がついている感覚が強くなった。落ち込むことも憤ることもあるけれど、あの日 Dr. スジャータは私の潜在意識を変えてくれたという認識があるから、あたふたと不安沼に落ちていくことがなくなった。自分の力だけでは、本音に蓋をして無理やりポジティブっぽく振る舞うことしかできなかったけれど、自分がなりたい方向へ行くために、誰かの手を借りることを今後はすすんでやっていきたい。

ヒーリングを受けたお部屋

シータヒーリングを終えて、トリートメントや瞑想クラス三度の食事を終え、寝る前少しそわそわした。私、変わっちゃったのかな? スピリチュアルな力目覚めたかな? どうしようなんか降臨したら。でも神々しい光に包まれて浮遊することもなく、泥のように眠れた。それはとてもとても深い眠りだった。

ベジタブルかつワンダフルなメニュー

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