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やってはダメな節約テク 固定費・変動費カットの落とし穴

皆さん如何がお過ごしでしょうか? さて本日は、消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんの記事『やってはダメな節約テク 固定費・変動費カットの落とし穴』について解説していきたいと思います。 消費経済ジャーナリスト松崎のり子さんは 生活情報誌の編集者として、20年以上マネー記事を担当した経験から、貯蓄・節約アドバイスを行っていらっしゃり。 著書に『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』ほか多数ご出版されていらっしゃいます。 おトクになると思ってやっていた行動で、実は損をしていることも多いようで、 今回は節約テク固定費の正しい見直しポイントに加えて、食費等の変動費カットの“落とし穴”を紹介していきます!

皆さんは 節約を意識して生活し、節約テクなどお持ちでいらっしゃいますでしょうか? 節約したいけど上手く出来ていない、お金が貯まらない方にとって 今回の放送のご視聴後は、固定費・変動費のについて知っておくべきエッセンスが詰まってますので、よかったら最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。


固定費…カットしているようで割高になっていることも!

「固定費は一度見直すと効果はありますが、その“固定”は未来永劫ではない事を認識しておく必要があるとの事。世の中の動きに応じて適時見直すことも節約につながります」と消費経済ジャーナリストの松崎さんは仰っています。

例えば光熱費の自由料金プラン。「かつては割安感のあった電気やガスの自由料金プランは、最近の燃料費高騰のあおりで値上がりしていて、おトク感が薄れています。通信料金との“まとめ払い”も同様。ずっとそのままであれば見直しをするべきとの事。

変動費では、まとめ買い割引、クーポン、ポイントアップなどの利用が“落とし穴”になりがち。「おトクに見えて、不要な買物によって支出を増やす原因になりかねません。これは、やってはいけない節約です」。こうしてカットしたお金は、気軽に使ってしまいがちだが、それはNG。「浮いたお金は投資に回すなど、積み立てに上乗せするのが理想」との事。

固定費カットの落とし穴8つを解説

では具体的に固定費カットの落とし穴8つを解説していきます。

落とし穴1:電気・ガス・水道の“「自由料金プラン」”は値上がりの場合も
 「電気料金には、値上げに国の認可が必要な『規制料金』と、電力会社で決められる『自由料金』があります。電力自由化に伴い登場した自由料金は、当初は割安感があったものの、燃料費高騰で値上がり。今でも安いか検証を」

落とし穴2:“支払い額を「チェックしていない」費目”に要注意
 「動画、音楽、マンガといったサブスクの月額課金や携帯料金との合算払いは、支払っていることを忘れがち。ともすると契約していることさえ忘れているかも。コロナ下の巣ごもり中に契約したけれど利用機会が減ったものは、即解約を」

落とし穴3:“サブスクの利用状況を把握する”「家族会議」をしよう
 「サブスクなどの支払いは個人の銀行口座やカードに紐付けられるため、夫や子どもの契約状況は分かりにくいもの。利用していないサブスクがないか、重なって契約していないかなど、家族で棚卸しをしましょう」

落とし穴4:賃貸住宅の場合、“家賃の安さを決め手にすると損”することも
 「築年数が古い賃貸住宅は家賃の安さが魅力ですが、断熱性能に劣ることで冷暖房効率が悪く、電気代がかかってしまうことが。住み替えを考えている人は、家賃だけではなく、光熱費も含めて固定費をトータルで見る視点も大切に」

落とし穴5:“スマホ各社の通信料まとめプランは割高”になっている場合も
 「通信会社が提供する通信料金と電気、ガスなどのセットプランは『まとめると安くなる』という文言に納得しがちですが、単体の料金が見えにくく、実は割高になっていることもあるので要注意。契約の見直しがしづらいデメリットも」

落とし穴6:“毎月の「先取り貯蓄」設定額が高すぎ”て無理していない?
 「毎月の定額貯蓄は大切です。でも、無理な設定額で毎月の家計が赤字の場合は、貯蓄金額を見直し、食費などの予算枠の拡大を。結局、ボーナスで赤字を補填することになります。毎月赤字のようなら、ボーナスで貯蓄する方針に切り替えて」

落とし穴7:“未来永劫の「固定」ではない”固定費も適時見直しが必要
 「結婚、出産、引っ越し、転職などで生活やライフスタイルが変われば、支出の内容も変わり、“固定費”の中身も変わってきます。一度見直せば効果は続きますが、生活スタイルが変われば見直す習慣を付けていきましょう」

落とし穴8:固定費をカットしても“浮いたお金を漫然と使わない”
 「さまざまな品目の物価が上がった上に、外出する機会が増え、毎月の支出も増えているはず。固定費カットで浮いたお金は無計画に使わずに、意識して食費や交際費の予算に上乗せや、積み立て投資などに有効に使って」

変動費カットの落とし穴6つを解説

続いて変動費カットの落とし穴6つを解説していきます。

落とし穴1:“「安いから」「クーポンがあるから」”と買ってしまう
 「『安いから買う』『クーポンがあるから』という消費行動は、“おトクに買える権利”を行使したい気持ちによるもの。それ自体が目的になり、予定外の買物で余計なお金を使ってしまいがち。『必要な物を安く買う』という順序が大切です」

落とし穴2:“「3品まとめ買いすると10%オフ」”は失敗のもと
 「1品で足りるのに3品でオフ価格と言われると、3品買わないと損した気分になるもの。でも、3品をオフ価格で買うより、必要な1品だけ買ったほうがトータルの支出額は少ないですよね。“おトクのワナ”には気をつけて」

落とし穴3:“安いという理由での買いだめ”は「フードロス」にもなりかねない
 「セール時のまとめ買いは、家にストックすることでありがたみがなくなり、節約意識が薄れるリスクがあります。保管したまま存在を忘れ、二重に買ってしまうことも。フードロスにもつながるので、ストックは管理できる量にしましょう」

落とし穴4:食費はむやみに削らない“見直すなら「エンタメ食費」”
 「食費は毎月の予算内でやりくりするのが基本。でも、節約のため安いものばかり買っていると野菜不足や、栄養が偏ることも。輸入食品店などで必ずしも必要ではないがついときめいて買ってしまう『エンタメ食費』から見直しを」

落とし穴5:“「キャッシュレス」「ポイント」”見えないお金に惑わされない
 「キャンペーンポイントを目的に買物をしたり、多くのキャッシュレス決済を使うのは、余計な支出につながります。キャンペーン時のポイントは有効期限も短く、ポイントを使い切るためにムダな買い物もしがちなので要注意です」

落とし穴6:“人付き合いはケチらない”飲み会ではなくランチがおすすめ
 「友人の結婚や出産のお祝いなど人付き合いにかかるお金は絶対にケチらないこと。人間関係を悪くする原因になります。交際費を節約するなら、気の進まない相手との飲み会を減らして。どうしても付き合いが必須ならランチがリーズナブル」

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