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9月19日(月・祝)まで開催中

茨城県近代美術館に行きました。旅行のついでにフラッと立ち寄っただけでしたが、企画展示が良かったので書きます。

どっちがどっち?いわいとしお×岩井俊雄
-100かいだてのいえとメディアアートの世界-
2022.7.2[土]〜9.19[月・祝]まで茨城県近代美術館にて開催中
https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html

「100かいだてのいえ」という絵本は知っていましたので、てっきり、絵本の原画展だろうと、あまり期待をせずに訪れたのです。
最初の展示は、予想通り絵本の原画と制作過程の原稿が展示され、絵本が出来上がるまでの大変さなどが知れる展示でした。

プロ級の手作りおもちゃ

驚いたのは絵本の次にある「いわいさんちの手作りおもちゃ」のコーナーで、無造作に展示されているダンボールやケースに並べられた画用紙などで作られた無数の物たち。

最初はワークショップ参加者が作ったものなのか?と思っていたのですが、実は岩井さんが娘さんに作ってあげた手作りのおもちゃでした。とても手作りとは思えないクオリティの高さと作った量に目を奪われました。

ダンボールで作ったキッチンやストーブ、アドベントカレンダー、厚紙に書いた動物をリベットで動くようにしたもの、シールに書かれたイラストなど、どれをとってもプロ級の手作りおもちゃに感動しました。

これを作ってあげられたら、さぞ子供は喜ぶだろうなぁと思うと同時に、自分も子供にダンボールでキッチンを作ったけど、ヘタクソだったなと胸が痛くなってしまいました。

ウゴウゴルーガのひと

次のゾーンでは、岩井さんの原点がわかる幼少期からの作品、大学時代、社会人として仕事で関わった作品を見たり体感することができます。

カセットテープラベルの自作イラストや木彫りのお面など、天才は子供の頃から天才なんだな、と思い知らされます。

意外にも映像製作やデジタル作品にいち早く関わっていて、今のようなほんわかした作風とは違った過去のお仕事だったのは意外でした。
特に「ウゴウゴルーガ」にも関わっていたのにはビックリしました。

2時間しか見れなかったのは残念でした、もっとじっくり見たり体感できれば1日満喫できる興味深い展示でした。
茨城県近代美術館で2022年9月19日(祝日)まで開催中です。

展示を見た後、小さいお子さんがいらっしゃる方はお子さんに何か作ってあげたくなると思います。

岩井さんと同年代の50歳代の方には時代を感じられる懐かしい展示があるので楽しめると思います。

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