「書く瞑想」の要約(第2章①) NotionAI活用
考えない。呼吸するように書く
要約の要旨
「書く瞑想」の第2章では、自己分析が頭とのコミュニケーションになりがちであること、感情的自己や身体的自己がスルーされることが多いこと、放電と充電のログを書くことで両面から網羅的に吐き出すことが大切であること、セルフトークをしていくことで本音や深い部分を引き出すことができることが紹介されています。
なぜ、自己分析はうまくいかないのか?
私たちの中には3つの自分がいることを前提にすると、自己に対する視野が広がる。
①「思考的自己(頭)」
②「感情的自己(心)」
③「身体的自己(腹)」
自己分析は頭とのコミュニケーションになりがちである。
感情的自己はスルーされることが多く、自分が分からなくなる。
感情ジャーナルで目指したいのは、スルーされている感情的自己、身体的自己を取り戻すこと。
主題は感情である。なぜなら、感情を通じて腹の声が発する直感を受け取れるからである。
完成回復のポイントは「考えるな、感じろ!」である。
書く瞑想のポイントは、心と直感から湧き上がる言葉を、思考で検閲しないことである。
ポイントは、思考を脇に置いて、心に置いて心に浮かぶ言葉を拾っていくこと。
心の整理は「書く瞑想」から始める
あれこれ考えずにひたすらノートに書き出していくと瞑想的な状態になっていき、不足している欲求や価値観、願望を汲み上げてくることが出来る。
思考に頼るのではなく、内臓感覚にアクセスして、心から湧き上がってくる言葉を芋蔓式に連想ゲーム的に言葉を出していく。
書く瞑想では、「放電」と「充電」という2つの切り口から書き出していく。
「放電・充電ログ」で両面から網羅的に吐き出す
1日15分、それぞれ「ログ」「セルフトーク」を書く。
放電、充電ログの書き方
1日の放電、充電の出来事を洗いざらい書く。
箇条書きスタイルで出していく。
放電ログは「1日の中で、あなたの感情、気分、エネルギーを下げたものは何か?」に答えていく。
放電の感情を放置すると、どんどん累積して自分の気持ちを落ち込ませる。しかし書き出すだけで自浄効果が出て、ストレスが緩和していく。
心の状態、生活の状態を良くするためには、放電を少しずつ減らしていくことが大切。
充電ログは「1日の中で、あなたの感情、気分、エネルギーを上げたものは何か?」に答えていく。
充電ログにより、小さな達成感や感謝、学び、繋がりなど見過ごしていることを味わえて心の充足が得られる。
不思議なことに書いていくと、徐々に放電が少なくなり、充電が増えていく。
ストレスケアも、やりたいことを見つけることも「感じること」を軸に大切である。そのために感受の時間を取り、習慣にしていくことが大切である。
それぞれ3分間を目安にすること。
「放電」と「充電」を書く理由
人は「出来なかったこと、失敗したこと」の印象が大きく、「出来たこと、楽しかったこと」などは小さく印象づけられる傾向がある。
そこで、認知の偏りのバランスを取り戻すために、マイナス、プラスの両方を書くようにしている。
後から良かったことを意識的に書くことで日々のプラスにもフォーカスし、心の豊かさを高めていく。
良かったことだけを書かない理由は、ここに本音や自己発見の宝があるからである。
「セルフトーク」で思いつくままに書き出す
放電、充電ログの後に「セルフトーク」をしていく。
こちらは瞑想的に思いつくままに書いていく。
放電、充電ログが意識的であったのに対して、セルフトークは無意識的、連想的、対話的に書いていく。
ログが網羅的に広く拾い出すのに対して、セルフトークは一つの出来事や感情から深く対話して行くことに重きを置いている。
放電セルフトーク
放電ログには不安、焦り、気がかり、モヤモヤなどの感情が書かれているはずである。
そこで、「今、何が一番嫌なのか、つらいのか?」と問いかけながら、心に浮かぶ言葉を文章で書いていく。
この質問から湧いてくることを発起点につぶやくようにセルフトークを書いていく。
充電セルフトーク
自分にとって好き、ワクワクする、没頭感があるという出来事とその突き動かした感情を観察していく。
今度は「今、一番良いと感じていることは何か?」と問いかける。
「感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく」と言われている。
今あるもので豊かさを感じられる心の習慣を持つことができれば、これに勝るものはない。
本音の言葉は完成された形で湧いてくるわけではなく、最初の言葉が呼び水となって徐々に深い部分から湧き上がってくる。
深い価値観や本音を引き出すのが難しいのは、これらが無意識下に眠っていてあまり表面に出てこないからである。
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