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高知の旅
北川村の"モネの庭"
ずっと行きたかったところ。フランス・ジヴェルニーの"モネの庭"は随分前に夏場に一度訪れたことあるのですが、正直なところ、パレットのようなカラフルな美しい庭だったというくらいの記憶しか残ってなくて・・・。
北川村の"モネの庭"は、地域を活かした観光と文化の拠点づくりのために新たな村おこしの事業として展開されたそうで、ジヴェルニーのモネの庭を再現を目指し、2000年に開園し、いまやジヴェルニーの"モネの庭"から株分けされた睡蓮が4月下旬から10月まで開花しています。極力、農薬など使わず、人のチカラで病虫害から花・木を守る方針で運営されてるそうですが、ジヴェルニーと北川村では気候条件も土壌も違うので咲く花が変わってはくるけど、モネの世界観は大切に守られているそうです。いまでは当園は本家より世界で唯一"モネの庭"と名乗ることを許されているのだそうです。
3haの敷地に10万本の花の責任を任せられておられるのが、情熱大陸にも出演されてた川上裕さん。(下記の動画に登場されてます)
"花の庭"は、花壇ごとに花色が変わってたり、混植にして取り合わせが楽しめるようになってたり、色取り取りの花が鮮やかに咲き乱れて楽しい。
オリジナルの"ボルディゲラ(モネが地中海の光の中で描いた作品)の庭"では、ヤシやオリーヴなどの地中海付近の植栽とツツジや柚子などの高知の植栽を合わせるユニークな庭造りとなってて、エキゾティックな趣がおもしろい。
私たちが訪れたとき、ラッキーなことに、ジヴェルニーでモネが咲かせたいと願っても咲かせられなかったという"青い睡蓮"が咲いてました。
季節ごとに変化するのが"モネの庭"なので、何度も訪れたいものなんですが・・大阪から距離的にはそんなでもないのに空間的にはちょっと遠い・・。
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この動画では、四季を通して"モネの庭"で咲く植物が総花的に編集されていますが、私が見た日にも、至る所で様々な花が咲きほこってました。
仁淀川
"にこ淵" "安居渓谷" "みかえりの滝" "水晶淵" "せり割洞穴"などの渓谷を巡ってきました。急峻な山間を流れる仁淀川がつくる美しく雄大な渓谷を楽しみました。
"仁淀ブルー"と呼ばれる仁淀川の透明で緑と青が混ざったようなエメラルドグリーンの水の色はほんとでした。それでも、もっと晴れて陽が強ければ、もっとブルーが濃く水面のキラキラも一層に綺麗なのにと言われました。青く見えるのは、不純物の少ない透明な水は、光の波長が長い他の色を吸収してしまい、波長が短い青い光を反射するので、青く見えるのだそうです。上流に行けば行く程水の透明さが際立つと聞きました。
その日数時間同伴してもらったタクシーの運転手さん(いい人でした)に、高知に来てから会う人どなたも親切で優しいんですけど、と問うと、運転手さん、「お客さんにそれよく言われます。私がおもうに、いまだ県民のみんなにお遍路さんへのおもてなしの精神がいきてるからやないかなとおもいます」と答えられました。ほんとに高知の人いい人多いなと実感してたんです。
それと、公共や民間の建物に入ったときに木のいい香りするとこ多いんですけど、と聞くと、「高知は山に囲まれ林業が盛んなところで行政も木造建築を推進してます。それと高知と建築家の隈研吾さんとの関わりも大きいです」とおっしゃいました。そういえば、隈研吾さん、高知県梼原町で木材をふんだんに取り入れた複数の斬新な建物を設計されていますね。
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高知県立牧野植物園
この旅行は梅雨どきで天候の心配があったので、"モネの庭"の日のために2日の予備日設けてでかけたのですが、案の定、初日は1日中大雨で、どうしたものかと思案しつつ、観光案内所の人に相談してみたら、牧野植物園を紹介されました。雨でもそこなら楽しめますと。高知が生んだ"日本の植物分類学の父"の牧野富太郎博士の業績を顕彰するための植物園だそうです。五台山の標高130mに位置した、自然の隆起を利用した、自然さながらに植物を観察できる約8haの大規模な植物園。温室、展示室、4K映像を鑑賞できるシアターなども充実してて、隈なく見るなら1日かかりそうなところ。おかげで植物に疎い私でも十分に楽しめました。
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最後に、高知で食べた藁焼き鰹のたたきは、今まで食べたたたきの中で一番おいしかった〜。
それと、食べたいグラムを固まりで焼いてくれた土佐の赤牛のグリエ、赤身肉でも味が濃く、口の中で溶けるまろやかで甘い脂味がめちゃおいしかった。
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