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2021年、ハーモニーのふり返り

はじめに

 大晦日なので、今年(2021年)の合唱、アカペラの活動を振り返ります。私は、合唱(合唱団VOCK、大昔の(笑)大学時代はコール・クライネス)
、アカペラレッスン(トライトーンのアカペラ歌う会、多胡淳さんの「タゴハモ」、かくたあおいさんのソルフェージュ教室)、アカペラバンド(固定バンドとして現在は「薫風」と「あいぱっく」の2バンド)でハーモニーの活動をしています。
 毎年、練習、レッスン、ライブ、セミナーなどの活動の回数を記録していますが、今年は147回。例年140~160回程度なので、ほぼ例年並みの活動ができました。昨年はコロナの影響で115回でした。回数を見る限り例年並みまで回復しましたが、中身はリモートの割合がとても高くなっています。対面もマスク着用での練習でした。

1月

 緊急事態宣言が出る前、一瞬だけ対面でのタゴハモレッスンをやりました。その後私はすべてタゴハモレッスンはオンライン(SYNCROOM)です。
 かくたあおいソルフェージュ教室でZOOMとSYNCROOM併用を開始。やってみたらハモれるのが楽しく、このスタイルが基本になりました。
 合唱団VOCKは練習中止が続き、合唱はできませんでした。

2月

 「花は咲く」の企画のお手伝い。3月に公開された100人で歌うリモートアカペラです。提出された音声を確認し、ファイル名をそろえてドライブに整理する担当でした。ノイズ取りや、音を歌い間違えている部分の修正、部分部分に分かれて提出しているファイルをタイミングを合わせてまとめる作業。期日が決められているため、締め切り直前の確認は大変でしたが、良い経験をさせていただきました。3月に公開して、5万回以上のアクセスがあります。
 合唱団VOCKも様子を見ながら練習再開できました。

3月

 アカペラはSYNCROOM、合唱団VOCKは対面での練習が続きました。
 合唱団VOCKは5月の演奏会を行うことを決定。昨年7月に行う演奏会が延期になったままでしたが、そろそろ練習している曲の区切りをつけたいという思いです。昨年、ある程度仕上げていますので、短い練習時間で何とかしました。
 アカペラはあいぱっく、薫風とも新曲の練習を始めました。

4月

 歌仲間のリモートアカペラ「ふぁいと!」の音のMIXを担当しました。25人ほどのリモートアカペラですが、録音環境が人によって大きく異なり、合わせるのに苦労しました。このような大人数のリモートアカペラのMIXをする機会はなかなかないので、企画していただいた方に感謝です。もちろん自分も歌いました。

5月

 合唱団VOCKの演奏会。900人入るホールに100人弱のお客様に来ていただきました。おそろいのマスクをつけての演奏でした。人前で合唱をしたのは久しぶり。
 AAVF(AARHUS VOCAL FESTIVAL)はデンマークの合唱のイベントで、セミナーをオンラインで聴講しました。ボーカルペインティングなど、ここでしか聞けない講義は大変貴重でした。
 5月から6月にかけて、SYNCROOMの使い方の解説記事を書きました。この記事を参考にしてSYNCROOMでの練習をしている方もいると聞いています。

6月

 相変わらず、合唱団VOCKは対面で、アカペラはオンラインでの練習が続きます。
 日本合唱指揮者協会主催の合唱の祭典は、毎年、この時期に「合唱の祭典」というイベントを行います。興味深いセミナーが多いのですが、いくつかのトラックが重なっていたり、時間が合わなかったりして、今まで参加できませんでした。今年はオンラインセミナー、しかもアーカイブが12月31日までということで、5講座受講しました。オンラインならではのメリットです。

7月

 合唱団VOCKは2年ぶりにミューザ川崎市民合唱祭で歌うことができました。集合して更衣もなくステージに。そのまま退出ということで、本当に歌っただけのステージでした。観客は出演者だけ、わずかでしたが、それゆえにいつも以上にホールの反響を楽しむことができました。川崎市合唱連盟の方のお顔も何人か拝見することができました。
 タゴハモSYNCROOMレッスンでは、2組連続した時間でレッスンします。対面の時も入れ替えの時にやっていましたが、SYNCROOMのレッスンでも入れ替えの時間にお互いの演奏を聴くことをしました。試みにSYNCROOMの限界の10人で歌ってみたら、重厚なアカペラになりました。
 7月後半からは、また対面での活動が難しく、合唱団VOCKの練習も中止になりました。

8月

 対面の合唱はできない状態が続きましたが、アカペラに関してはSYNCROOMを使ってレッスンや練習は順調に続きました。
 アジアのアカペラのイベント、Vocal Asia Festivalは昨年に続きオンラインのみの開催になりましたが、週末二日間、濃いレクチャーを受けることができました。ZOOMのBreakout Roomを使い、参加者同士のワークは、海外の人と交流する良い機会で、一緒になった人とその後Facebookで交流したりなど、有意義でした。
 大学合唱団のコールクライネスは2022年1月にOV(Old Voice、卒団生)合同の演奏会を行う予定で、本来なら7月から練習を開始する予定でしたが、対面練習ができず、自習と、オンラインで発音練習から始まりました。ドイツ語の発音の練習は、オンラインのほうがわかりやすく良かったと思います。
 タゴハモレッスン受講者の有志での活動「チームタゴハモ」が始まりました。

9月

 12月のソラマチアカペラストリート、今年は対面動画審査、オンライン動画審査のどちらかで審査を受けることができましたが、まだ対面でアカペラ活動をする状況でもないので薫風はオンラインでの応募を行いました。みんなが各自撮影録音したものを合わせつつ、何度か録りなおしを行い、良いものができたと思います。薫風はSYNCROOMの活動が主なので、各自録音したり、動画撮ったりの経験は少ないですが、頑張りました。
 下旬には世の中で少しずつアカペラの活動も再開され、家から一番近いアカペライベント(笑)カマクラアカペラも無観客、配信で行われました。配信でじっくり見ることができました。
 毎年10月に大阪で開催される「よりアイProject」の「アキペラ」は今年はオンライン、SYNCROOMを使ったリアルタイム配信でやることが決まり、SYNCROOM環境がある人で情報共有をして、歌うグループを作りました。アキペラはもともと企画バンドやその場限りのセッションが主なイベントなので、オンラインでも普段歌わない人とのセッションを行おうと声をかけて、今回も3人の方と初めて歌うことができました。

10月

 ようやく合唱団VOCKの練習も再開。対面で歌えました。クライネスOV練習も対面で開始されましたが、人数が多いため、いつもホールを借りての練習です。
 アキペラおんらいん2021が開催され、5バンドで歌いました。入れ代わり立ち代わり大忙し。これだけのリモートイベントはおそらく世界初。どのバンドも本番前の2週間くらいの間にSYNCROOMでの練習を行ったため、10月は結構練習が多かった月でした。
 トライトーンが制作した「やさしいせかい」にコーラスで参加。録音・録画をしました。

11月

 合唱は合唱団VOCK、クライネスOV練習とも対面で行いました。
 9月にエントリーしたソラマチアカペラストリート、うれしいことに審査を通りました。今年は例年以上に少ない出場バンド数で、よく通ったと思います。12月の本番に向けて、薫風は対面練習を1年9か月ぶりに行いました。いつもSYNCROOMで練習をしているので違和感なしでした。
 チームタゴハモではオンラインアカペラ「Jingle Bells」の制作に向けて撮影録音をして、提出しました。今回は編集にはかかわらなかったのですが、
12月に素晴らしい作品になりました。

12月

 2年ぶりのソラマチアカペラストリート。薫風で出場しました。天気も良く、ソラマチひろばで気持ちよく歌えました。年齢から言えばほかのバンドの2倍から3倍ですが(笑)、アカペラは歳を重ねても普通にできるもの、
というイメージを若い人に持ってもらうのも一つの役割かと思います。2日間、限られた人ですが、知り合いのアカペラーに会い、話ができました。会うのは本当に2年ぶりの人が多く、やはり実際に会って話をするのは大事だなと思います。
 SYNCROOMの企画バンドも新規に1つ練習できました。
 1年通じて、トライトーンのレッスン「アカペラ道場」は50分の短いレッスンで毎月対面で行えました。

まとめ

 1年を通じて、アカペラも合唱もできたし、ステージにも立てたし、リモートアカペラの作品にもいくつか参加できたし、MIXの技術も向上したし、ビデオの編集も少しかじったし、例年と変わらず充実した1年でした。
 対面の練習や、実際にあってのコミュニケーションは限られた時間しかできませんでしたが、SYNCROOMやZOOMでのレッスンはともかく時間効率が良く、これはこれでアリだとは思います。とは言っても来年はもう少し、対面でいろいろな人と会ったり歌ったりできたらよいなと思います。
 このような充実したハーモニーライフを送ることができたのも、指導していただく先生、一緒に歌ってくれる仲間、いろいろな企画を実現してくれる方、みんなのおかげです。本当に感謝しかありません。この1年、ありがとうございました。


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