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ぐだぐだ大学院入試とそれまでの僕

ありがたいことに、どんな人でも受験することができる。大学院入試ももちろん難しいものと捉えてほしいが、難易度としては大学受験のほうが難しい。

内部進学ではなく、他大学院の他分野を志願しているので、わけがわからないタイプだ。自分が受験した領域は、臨床心理

臨床心理と聞くと、正直何かわからない。内容としては、学校臨床心理分野におけるいじめなどに対する心のケア(簡単にいうと)について研究する分野である。

単科大学であり、経済学を専攻していたが、同時に教員免許も取得している。そのままストレートマスター(学部から院に進学する人)になる予定だ。合否は10月1日にわかる。

説明会には大学三年生からいっていた。担当教員とも良好な関係を築けており、真剣に学びたいと思う。大丈夫、何とかなると、特に勉強方法について言われたわけでもなく、ただただ受験日を迎えた。

そもそも、大学入学時から大学院にはいきたいと考えていた。旧帝の経済学院に行きたいと考えていたが、自分が専攻した分野が自分にとっては難しくやめた。大学院で経済の研究をしていましたと言えば、とても聞こえはいい。

そして、なんとなく大学院説明会に参加すると教員に喜ばれた。研究室の紹介もしてもらい、頑張ろうという趣旨で大学院受験に進み始めた。

大学の先生からも大学院の話が来ていた。そこの大学院のことを考えているというと、応援してくれた。

自分はかわいがられやすいということに21歳で気づいた。先日「この子は〇〇という団体でものすごくかわいがられていて…」と紹介された。その時に、自分はいろいろな人に頼って運が強いなという風に考えていたが、しっくりくる言葉が見つかったなとも思った。短所も全部長所に買えたらいいというマインドを手に入れ、すべて長所という考えだった。
それでも、自分の中で一番しっくり来たのは「かわいがられやすい」というものだった。

実習先の校長先生にも大変よくしていただいており、良くご飯に行く。僕は彼をリスペクトしているし、彼のために力を尽くしたい。彼からは

「横岩君は誘われ上手だね」と言われた。起業したい話でも馬が合い、大好きな校長先生だ。

人に可愛がられやすくなったのは最近の話だろう。老人には昔から可愛がられてきたが、人からはどちらかというと煙たがられてきただろう。勉強してから考え方が変わった。昔からやさしいねとはいわれるが、そんなものは誰にでも備わっているスキルであり、個性とはいいがたいだろう。

大学院にも進学しないで、就職しようとしたが大失敗。運良く切り抜けてきた内定もあるが、大学院受験は切り抜くことができるのだろうか。

聞かれた内容

  1. どうしてうちを志望したのか
    その関係性は何か、緊張しているか。

  2. 研究手法
    何人を対象にしたものか、誰に聞くものか。

  3. 大学生活の自己PR
    その活動について詳しく

  4. 卒業後の進路について


自己PRについては衝撃だった。聞かれると正直思っていなかった。研究手法は難しかった。因果関係について聞かれたとき、説明が難しかった。優しいようで厳しく突っ込んでくる面接でもあったため、自信を持つべきか持たないべきかわからない結果だった。

優しい面接は落ちるという話を聞く、むしろ厳しいほうがいいと。今回はどちらかわからないが、担当教員も遠くから今日の試験のために来てくれたのだろうなと思った。担当教員は私を合格させるのか、それとも落とすのか。正直試験の解答には自信がない。英語も想像より簡単だったが、訳し方が難しかった(辞書持ち込み可)。そして、小論文試験の為、とりあえずしっかりかけば点数にはなるだろうといた部分である。

倍率としてはおそらく1.5倍ぐらいだろう。それでも、落ちてる人は例年いるので、どうなるかはわからない。先生は、大丈夫とは言っていたものの果たして。

卒業後の進路の部分で、僕は本当は研究者になりたいといってしまった。初めて重要な場面で本音を語ったと思う。初めての気持ちだった。担当教員には話したことがなかったので、困惑していた。

人生で一番緊張していただろうこの面接。とにかく焦っていた。人と話すときにだんだん顔をみれなくなっている自分にはうすうす気づいていた。面接時は半分泣きそうになっていた。

面接が終わり、外の道を歩いていた。すべて終わって少し楽になった気がした。やることはいっぱいあるが、自分の人生を決めるものが終わったのだ。落ちたら冬も受けようかなとか考えたが、受けたところで落ちるだろう。

どうなるんだろうな自分。そんなことばかり考えてしまう。僕はただ、時間を無駄にしたくない。だから、ずっと何かをし続けていたいのだ。

まずは、今月は奨学金を申請しなければならない。何か一つに没頭できるよう、卒業しなければならない。

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