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資本主義に逆らわずに生きる

メインストリームに逆らって生きる事は、流れるプールを逆向きに泳ぐようなものです。

今私たちは資本主義社会を生きています。つまり、資本家がいかに労働者から搾取して、お金を儲けるか、という社会です。悪い言い方ですがこれが現実です。この資本主義が世界のメインストリームです。

これに反対して「資本主義は間違っている」とか、「賃金を上げろ」、とか声をあげたり、運動したりしても、それはメインストリームに反する動きになってしまいます。資本家はなるべく労働者の賃金を切り下げたいからです。
メインストリームに反する動きは、流れるプールを逆向きに泳ぐように、疲れる割には全然前に進みません。前に進んでいないどころか、流れが強過ぎて徐々に後ろに後退している事が往々にしてあります。

私自身、大量消費社会に嫌気がさした時があり、自給自足に近い暮らしをしている人達のもとで、二週間くらい生活させてもらったことがあります。

そこで暮らしている人達は魅力に溢れていましたし、その体験自体非常に貴重でしたが、逆にお金がいかに便利かや、使い捨てのラクさも嫌というほど学びました。

資本主義も荘園制や貴族制をへて、今のところはこれがベターなんじゃない、というシステムです。資本主義に代わる新たなシステムを提案するという革命的な活動をするならともかく、資本家が富を独占する格差に反対の声をあげたところで、何にも生活は豊かになりません。

声を上げることは尊いですが、せこい私はその労力を自分が資本家になるためのアクションに使いたいなと思ってしまう次第です。


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